聖書のお話 「キリストを知るすばらしさのゆえに」
ピリピ人への手紙 3章 5〜9節

 主イエスは最高の真珠を捜している商人の喩えを話されていますが(マタイ 13:44〜46)、まさにそれがパウロでした。

 サウロ(後のパウロ)は出自、学歴、宗教的、社会的に当時、並外れた存在でした。彼もそれを誇りにし、頼んでいました。

 が、あのダマスコ途上で復活のイエスにお遭いしてから、彼は180度、変えられました。熱心にメシアを待ち望み、その救いを自分の努力で勝ち取ろうとしていた彼は一変しました。

 最初の殉教者ステパノの祈りも、彼の心に突き刺さっていたと思います。イエスを敵としていた彼に対する主イエスの、想像も出来ぬおことば。そして、ダマスコのアナニヤを通して親しく語れた主のことばは、彼をすっかり生まれ変わらせました。

 十字架により彼は贖われ、御名に入るバプテスマされ、新しいいのちを与えられ、パウロは主イエスのしもべとなりました。

 いや、それ以上に神の子どもとして生まれ変わりました。計り知ることのできぬほどの神の富の相続人とされたのです。

 この手紙は死を前にした獄中で書かれましたが、神の子とされた喜びに満ち溢れています。あなたもこの喜びに招かれています。

 
2010.02.21(日)


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