「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたと一緒に、この過ぎ越しの食事をすることを、どんなに望んでいたことか。」と言われたイエスさま。それだけではなく、そこには、しもべとなられて、弟子たちの足を洗われるイエスさまがおられたのです。
イエスさまは間もなく地を去られることを話されますが、その時、弟子たちは、この中でだれが一番偉いのだろうかなどと議論していました。この場面をよむ時、弟子たちの行動に、私たちは呆れるかも知れませんが、すぐに襟を正されます。私たちも同じであることを、自らを省みれば、深く思い知らされるからです。
王の王であられるお方が、その座を降りられ、しもべのわざをなされたのは、しもべとして、身を低くし仕えることを、まだ身につけていなかった彼らに身をもって教えるためでありました。
イエスさまは、また、仕えることと、愛することは表裏一体であることをも弟子たちに教えられました。愛を残るところなく示されたイエスさまの真骨頂を見せられます。このイエス様の教えは、弟子として召された、今の私たちに対する教えでもあります。
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