聖書のお話 [ながまことは大いなり」
哀歌 3篇 22〜24節

 作詞者 トーマス・オベデヤ・チショムは、ケンタッキーの寒村の牧師として貧しい生涯を送りながら、沢山の信仰詩を書き、そのうち、1200は讃美歌として今に歌い継がれています。

 この讃美歌について彼はこのように書き残しています。「私は生来、ひ弱で、ろくな収入もなく過ごしてきましたが、そのような私に神は変わらぬ真実をずっと尽くしてくださっています。これは私への驚くべき恵みであり、私にいつも大いなる神への畏敬の念を満たしてくださるものです。」と。

 この讃美歌の背景をなす、哀歌 3章はエルサレム陥落後、間もなく書かれたものです。残虐な敵への恐怖と神の民としての絶望はイスラエルに、大きな心の傷を残しました。しかし、22節以降をご覧ください。なおも、大きな重荷を負うものを慰め、その彼らに神は後の大きな希望を与えられます。苦しみに遭うものたちに、なおも神のまえに正しい道を見上げさせ、神との関係を再び築き上げさせます。「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きない。それは朝ごとに新しい。あなたの真実は力強い。主こそ私の受ける分です。」アーメン!

 
2009.08.16(日)


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