1872年、ボストン大火の数日後、焼け残った教会堂で開かれた復興大会はアイザック・ワッツのこの讃美歌で始まった。
歌詞が2番に進むと、人々はあの灰燼に帰した町を思い出し、溢れる涙は止まることを知らなかった。しかし、3番、4番と進むにつれ、「神がわが力、わが高きやぐら、苦しめるときの近き助けである」ことが確信され、5番を高らかに讃美したのだった。
詩篇46篇は前701年のセナケリブのエルサレム攻めを背景にしている。列王記U 19章をみると、圧倒的なアッシリヤ軍は偽りのことばでもって、降伏せよと城内に動揺をもたらす。
預言者イザヤは敢然と立ち、ユダは神のもとにあって安全であると宣言する。はたして、その夜、主の使いはアッシリヤの陣営を滅ぼし、彼らは噂に怯え、一夜にして軍を引き揚げた。
神はわれらの避けどころ。なぜなら、我らは神の民であるから。あのずるがしこいヤコブが夜、孤独の荒野で神にお会いしたことを見よ。そのような男でも、神は、「わたしはあなたとともにいる。あなたがどこに行っても、あなたを守る。あなたに約束したことを守る。」といわれた。その神があなたを見捨てない!
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