聖書のお話 「キリストを恐れ尊んで、互いに仕えあう」
エペソ人への手紙 5章21節

 私は私、お前はお前という風潮が自己責任という言葉をもっともらしく纏って一人歩きしています。弱肉強食時代の到来か?

 今の教会にも残念ながら、かつてヤコブとヨハネがイエス様に自分たちを売り込み、それを聞いた他の弟子たちが怒ったように(マルコ 10:35〜)、力の競い合いが見られるのは残念。

 イエス様は、43〜45節を通して、人の子は仕えられるためではなく、仕えるために、多くの人のための贖いの代価として、ご自分のいのちを与えるために来たのだと、弟子たちにこの世と違う神の国の生き方を教えられました。

 パウロも聖霊に満たされなさい、その時、あなた方はキリストを恐れ尊び、そして、神とはどなたであるか、私たちは誰であるかが分かってきて、互いに従うものとなれると勧めます。

 ここで使われる「従う」ということばは軍隊用語で、相手より下の階級につく、自分の権利、意思を控えるという意味です。

 エペソ 5:21を最もよく解説する聖書の箇所は、ピリピ 2章に示されるイエス様が身をもって示されたお姿です。

 この原理は生活のすべてにわたり適用できます。キリスト様は今、私を通して、この人になにをされようとしているかと常に、自分の心に問い続けながら、今週を歩めるように祈ります。

 
2009.05.24(日)


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