聖書のお話 「死から、いのちへ」
エペソ人への手紙 2章1〜22節

 イエス様のたとえ話に出てくる、やんちゃ子羊は母羊にあまえたり、群れの中で自由気ままに跳びまわっていましたが、勝手に動き回っているうちに、迷子になってしまいます。戻ろうと歩けば歩くほど、山深く踏み入り、そのうちに日も落ちてきて、啼いてもだれも応えず、聞こえるのは恐ろしげな野獣の声だけです。

 その暗闇の山をランプを持った羊飼いが野越え、山越えして探しに来ました。そしてかすかな子羊の啼き声を聞きつけ、助け出してくれました。羊飼いの腕に抱かれて小屋に帰りついた子羊は、今までただ、群れと一緒にいれば安全と思っていたが、本当は全体を守る羊飼いがいたことを初めて気づかされたのです。

 私たちも教会をただの人間の楽しい集いの場と考えていますと大間違いです。私たちも神の前から迷い出て、絶望の闇にいた者です。それがイエス様が手足に傷をつけながら、私を見出し、助け出してくださいました。神の前に失われていた自分が、イエスさまの十字架という大きな犠牲によって再び見出され、教会にいれられ、主に役立つ者と変えられたことを喜んでください。

 
2009.04.05(日)


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