聖書のお話 「聖書」〜生ける神のみことば〜
テモテ U 3章14〜17節

 小幡家はかなり古い神道の家で、特に私は長男でしたから7歳になるとさまざまな神道儀式を担うような家で育ちました。

 父の影響か、文学、特に古文が好きになり、いろいろな書を拾い読みしました。そのなかには古事記や日本書紀もあり、神々の神話は面白いものでしたが、中学生の時、福沢諭吉の本を読み、それらの神々は真の神ではないことに気づかされていきました。

 大学の入学式でギデオン協会からいただいた英和の聖書を私は一人で熱心に読みました。ナザレで育ち、30年あまりの短い人生を送った男。わずかな弟子を作り、しかもその一人に裏切られ、あっけなく十字架刑につけられてしまった男は私を違う道へと導き、3年の時に御茶ノ水教会の門を叩かせ、B宣教師からじっくりと聖書を教えられました。1600年にわたり、40人もの異なる人が書き記したにもかかわらず、そこに通る一本の真理。

 特に新約聖書はまだ、キリストの十字架と復活の目撃者が何百人といる時に書かれたことを知りました。反対する者たちが幾度となく聖書を抹殺しようとしましたが、最初に書かれたままの生ける神のみことばで幾千年にわたり変わることなく今に伝えられ、世界中の人々を、私をもすっかり変えてくださっています。

 
2009.01.18(日)


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