聖書のお話 「豊かないのち」−生まれつき盲人の男−
ヨハネの福音書 9章 1〜7節

 イエスは道の途中で、生まれつき目の不自由な男にお会いしました。弟子たちは野次馬根性丸出しに、「先生、この男が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したのですか、この人ですか、それとも、その両親ですか」とイエスにはしたなくも問います。

 「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現れるためです。」とのイエス様のおことばは、その後、今に至るまで、多くの目の不自由な方々を、どんなに喜ばせ、救いに導いてきたことでありましょうか!

 生まれつき目の見えない方は、見えないという不自由さを全く感じませんが、そこに私たちの無知と偏見があります。

 その男はイエスのおことばに従い、シロアムの池に行き、目を洗いました。すると、思いもかけぬ世界が彼に出現したのです。

 安息日に癒したというので、またもイエスは人々に迫害されます。人々は、この事実を両親に問いただしますが、迫害を恐れて逃げてしまいます、しかし、彼はユダヤ社会から追放されても、なお、イエスが私を変えてくださったという証しをし続けました。

 後に、彼は彼の新しい目でイエスとお会いし、おことばをいただき、イエスを救い主と信じ、心からの感謝の礼拝を捧げました。

 イエスは「あなた方は目が見えると言い張るが、そこに罪が残る。」と責められます。このお言葉を深く心に留めましょう。そして、主にある新生と豊かないのちを味わってください。

 
2008.11.16(日)


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