聖書のお話 「神の聖霊を悲しませてはいけません」 
エペソ人への手紙 4章17〜32節 

 パウロは、1:1〜12において、「あなたがたはキリストにあって、御国を継ぐ者となった。」と宣言しました。パウロは、やがて来る終わりの日、天にあげられ、神とともにある希望を彼らに見上げさせましたが、今、獄中にて聞くエペソの信者たちの霊的状態を知るにつけ、「聖霊を悲しませてはいけません。」と彼らを諭します。これは否定形の現在命令形でして、私はなんといえない母親的な優しさを感じとるところです。

 エペソの教会はパウロが3年もの間、夜も昼も涙をもって、福音を説き、建て上げてきた教会であることを覚えているでしょう。

 ところが、いく年もたたぬうちに、4:25以下がはびこる教会となってしまいました。パウロは心を痛め、そのようなことから離れなさい。あなたがたは神の豊かな恵みにより、御子イエスの血による贖い、すなわち、赦しを受け、滅び行く古い人と訣別したのではありませんか。愛の神はその確証として、あなたがたがバプテスマされた時にいただいた聖霊により証印を捺されているのだと彼らに念を押します。

 神のいのちから遠く離れている兄弟姉妹よ、立ち止まって、あなたがたがどのような身分とされているのかを思い出し、そこに戻り、改めてみことばに生きよ。今、私は牢獄につながれているが、あなたがた全員と天の御国で再会したいのだと懇願します。

 
2008.10.12(日)


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