聖書のお話 「神に偉大なることを祈り求めよ」
エペソ人への手紙 3章14〜21節

 近世海外伝道の父といわれたウイリアム・ケアリーがイザヤ書54章2、3節より、「神より、大事を期待せよ。神のために大事を企てよ!」と説教したことは今も多くの人々を振起させているが、それ以上に大きな祈りで私たちを励ますのがパウロである。 

 パウロはここで、神の力を制限したり、余すことなく、神の教会を祝福し、大いに豊かにするため、その力のなかにある一切のものを得るようにと勧める。 

 16節では、私たちの内なる人を強くしてくださるように祈る。私たちの信仰生活の力はただ、神への祈りから始まるのである。 

 17節、キリストはしばしの客人としてではなく、あなた方の中に定住なされて、あなたを御心のままに生かしてくださる。キリストのご臨在は私たちが神の愛に根ざし、神の愛に基礎を置くことによって、キリストがあなたをも知っておられるその広さを、そしてあなたが生まれる前から知っておられ、永遠に絶えることのない愛の長さを、天の高みにおられ、あなたをも天にまで引き上げてくださる高さを、天よりこの地の奥底、十字架にまで下られた深さを知らされる。このお方の愛を知るのは、私の知恵では決してない。ただ、祈りを通して神により縋るのみである。 

 パウロは今日終われば、なくなってしまうようなものではなく、私たちが皆、イエスのようになる大きなことを祈っている。

 
2008.09.21(日)


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