聖書のお話 「主が教えられた祈り」−祈り4−
マタイの福音書 6章 9〜13節

 イエスが弟子たちに応えて、教えられました祈りはテクニックではなく、また、口をそろえて唱える祈祷文でもありません。

 これは非常に短い祈りですが、このなかに祈りのすべてがこめられています。なにか足すべきものを見つけることはできません。時代を超え、国籍、性別、年代を超えた祈りであります。

 天にいます私たちの父:父なる神と子どもとしての私たち、ここに私たちの正常なあり方が示されます。この世の神々にはこの父子関係がありません。イエスはここでアバ(ABBA)と呼びかけます。これはユダヤの幼子が、インマ(IMMA)とともに一番早く覚える、いわばパパ・ママといった語感をもつことばです。御名を通して:これは父なる神との関係作り、きたるべき新しい御国を待ち望む信仰です。御心がなりますように:祈りとはいままでの自己中心を捨て、神中心へと変えていただくこと、天の目でもって、この世を見るようにさせていただくことです。

 日ごとの糧:私たちは今、飽食に目がくらみ、日々、生かしてくださるお方を忘れてはいませんか! 私の負い目:主は、「自分の十字架を負って、わたしについてきなさい。」といわれました。主の十字架上で私の罪が赦された。ならば、私もあなたの罪を赦す、これが私の負う十字架です。ここに弟子の祈りがある!

 
2008.08.03(日)


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