「キリストにあって満ち満ちているあなた」
コロサイ人への手紙 2章 1〜10節

 パウロはコロサイの教会の人々が今、直面している困難をよく見極めていました。そして、お前たちは弱い、駄目だと切り捨てるのではなく、叱咤激励でもなく、その具体的な苦しみに共感しつつ、福音でもって打ち勝つ道を解き明かしています。

 それは主イエスのなされたことでもありました。「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できないお方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、憐れみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」へブル 4章

 ああ、私はもう駄目だという人に、「あなたは、キリストにあって満ち満ちているのです。」と確信をもって語りかけます。

 目の前の恐怖に目が閉ざされ、また、まことしやかな人の知恵によって、惑わされやすいあなたに、パウロは、すでにあなたは、勝利の主によって、勝ってあまりあるのだと思い起こさせます。

 その信仰がからし種のように小さかろうとも、その種が蒔かれるかぎり、やがて芽が出、大きく成長し、花が咲き、実を結ぶのだと知らされます。あなた一人で頑張るのではなく、神の御手のなかにあることを知り、お委ねする幸いを味わってください。

 
2008.06.15(日)


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