「聖なる者とされたあなた」
コロサイ人への手紙 1章 1〜6節

 コロサイの教会はユダヤ教の影響、ギリシャ神話をはじめとする異教、その上、ギリシャ哲学も色濃く人々を覆っていましたので、折角、救いに与りながら、再び脱線する恐れが多分にありました。日本の教会の環境もユダヤ教を除けば非常に似ています。

 そのようなことを踏まえて、パウロはイエス・キリストのみが、すべての知恵と知識、また、権威の上にあり、受け入れるべきものであると、コロサイに、私たちに主の至高性を強く訴えます。

 パウロは2節で、「聖徒たち、キリストにある忠実な兄弟姉妹たち」と呼びかけますが、そこには既にあなたがたはキリストの十字架と復活のゆえに全く違う者となっているのだということを、再確認させる意味が強くこめられているのです。

 神は、私たちを暗闇の圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移しだしてくださいました。聖徒とは、このように特別の目的のためにとり分かたれた者たち、キリストのためにこの世界から離れて生かされている人たち、あなたをいうのです。

 聖徒とは教会の中の特別の地位や職階ではありません。あなたがたすべてが聖徒です。主の前に何のいさおしもない私がただ、恵みのゆえに、この身分に与らせていただけました。その保証が内在の聖霊様です。聖霊を悲しませないように今週も生きよう!

 
2008.05.18(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会