「明日のあなたを信じる主」−イエスの生涯−
ルカの福音書22章31〜32節

 ペテロは先ほどの勇ましさもどこへやら、人々の詰問にイエスを知らないと三度も繰り返してしまいます。そのとき、鶏が鳴き、イエス様は振り向いてペテロを見つめられました。

 イエス様のまなざしには、先ほどのおことば、「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」との思いがこめられていました。「ペテロ、大丈夫だよ。わたしは、明日のおまえを信じているよ。」とのあたたかな眼差しでした。

 ペテロは、こんな私の明日を信じてくださり、お許しいただいたと知ったとき、心からの悔い改めと感謝に外に出て激しく泣き続きました。そして、やがて立ち上がることが出来たのです。

 私たちを振り返って見ますと、私たちはその人の一言、一つの行動で、こいつは駄目だと未来永劫に決め付けてしまいがちです。イエスさまが、私のために十字架にお架かりになられたことを改めて覚えましょう。そのとき、私たちもイエス様の心をもって、その人の明日を信じる者とされますよう、祈り求めつつ、今週をその人とともに喜んで、歩ませていただきましょう。

 
2008.04.20(日)


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