「恐れるべきお方」−イエスの生涯−
マタイの福音書10章26〜39節

 イエス様は「いいですか、わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。」と仰いました。
 王の王、すべてを統べたもうお方のおことばとしては、不思議に思うかも知れませんが、人間の歴史を振り返れば、このお方に反抗してきた歴史であることは明らかです。
 キリスト者はそのような世界の中に、キリストの大使として、キリストの福音を携え送り出されたことをしっかりと知ってください。全能の神があなたの味方なのです。それを忘れて、狼の世界だけを見てしまえば、恐ろしくなるのは当然でしょう。
 確かに苦難はありますが、最後の勝利は約束されているのです。ここに、「恐るべきお方を恐れる。」の意味があります。
 39節の、「自分のいのちを自分のものとした者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失った者は、それを自分のものとします。」は四福音書すべてに記されていますが、これは、キリストの大使としての私たちへの特別のチャレンジです。自分に頼ることすら必要ない。すなわち、自分の十字架を負って、主に従う時に勝利が約束されているのです。私たちの思いのままに、今を過ごすのではなく、私たちには主の補給線がしっかりと確保されて、主から大きな使命を託されていることを確信してください。

 
2008.03.09(日)


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