「宣教の開始」−イエスの生涯−
マタイの福音書 4章12〜17節

  イエスさまは御霊に導かれて荒野に行き、数々のこころみにあわれますが、みことばによって、全き勝利を得られました。
 その後、ガリラヤ地方に下られ、早速、公のご生涯が始まります。マタイはイザヤ書 9章から引用していますが、ここは聖書の中でももっとも美しい希望のメッセージの一つです。
 ゼブルン、ナフタリはかつてアッシリヤによって破壊と抑圧を経験しました。しかし、メシヤの到来により彼等には全く新しい、今までとは違った時代、すなわち、光、愛、真理、平和、幸いと喜びの時代がイムマヌエルの君とともにやって来たのです。
 さて、イエス様のなされた宣教は、そのおいでになられた姿が違っていましたように、私たちの方法とは全く違うものでした。
 ユダヤ人の都エルサレムではなく、辺鄙なガリラヤから始められました。最初に召された弟子たちも祭司階級、学者のような、キリストを世界に紹介するのに、人々がうなずくような人々ではなく、大部分が漁師をはじめとする無学で普通の人たちでした。
 ここに神の不思議な知恵、人の考えから、神の御心への促しがみられます。人々のなかに神の御心を形作る第一歩があります。
 人の誇る賢さではなく、人が愚かとみる神の賢さによって、暗闇から真の光へ人々を救い出される神の深いご計画が見えます。

 
2008.01.27(日)


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