「ミルトス」−庭にある聖書の植物−
イザヤ書 41章17〜20節

 4年前、群馬に来るとき、Nさんから、マンションのヴェランダにあった小さなミルトスの鉢植えをいただきました。庭におろしましたが、神のお恵みをいただいて、径1・5m、丈2mもの大きな株になりました。和名では銀梅花というように、春には香りの良い、品のある白い花を一杯つけます。
 ネヘミヤ記には、仮庵の祭りに使うとありますが、柔らかな枝、また葉はハーブとして鎮静作用、抗菌作用がありますから、おそらく床材に使ったのだろうと私は想像しています。秋になると食べられる小さな実をならせ、干してスパイスとしても使えます。
 イザヤ書 41章には、選びの民、イスラエルに対する神の豊かな備えのしるしとして描かれています。不毛の荒地に水を備えられ、そこから彼等をやしなう植物群を生やしてくださいました。
 地の果てから、ご自分の民を連れ出された主は責任を持たれて、彼等を守られました。「恐れるな、わたしがともにいる。心配するな、わたしはあなたの神である。わたしはあなたがたを強くし、助ける。わたしはあなたがたを忘れない。」と仰います。この主のお約束が今に続いていることはなんと感謝でありましょう。
 礼拝堂の入り口に繁っているミルトスを見るたびに、私は神がこれを創造されたことを心に留めて、悟らされます。
 同時に私たちも主なる神からいのちの水をいただき、この世の荒地に葉を豊かに繁らせ、実を稔らせ、飢え渇いた魂へ、安らぎを与えることが出来るように期待されていることを覚えます。
 
2007.11.18(日)


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