有難うといっていますか?
詩篇103篇

 一日の終わりに、「神様、今日も一日、有難うございました。」とあなたは感謝していますか? 

 私たちは自分のことは棚に上げても、他人の悪は覚えています。それどころか、ちょうど治りかかった傷口のかさふたを気にして、わざとはいで、また、悪くするように、いやな思い出を新たにし、相手への憎しみを掻き立てていることがありませんか。

そこから有難うということばは、なかなか出てきませんし、それどころか、神様への感謝も出なくなってしまいます。

詩篇 103篇にあふれていますのは、神様が私にしてくださった良いことへの応答。すなわち、私がどのように、「有難うございます。」といえるようになるかの自己吟味と励ましです。

 詩人は、今まで私に降り注いでくださった神の憐れみをみて、自分の心に、「主をほめたたえよ。」と命じ、また、恵みを忘れがちな私に「忘れるな。」と命じます−申命記 6:12−。

忘れるなとは、日々、いただいている神の恵みを、そのまま、あなたの日々の生活に反映させよということです。

 神が私になさったことを知る時、私たちは不平不満の人生から、感謝、感激の人生へと変えられます。このお返しは、ただ、主の御名によって、隣人に仕えることによってのみ可能となります。

 土砂降りの雷雨の中で、びしょ濡れになるように、神の恵みの中にひたされている私たちが、どうしてその恵みに気づかないことがありましょう! さあ、神の賜る恵みを数えてみましょう!

 
2007.06.10(日)


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