私はいつも、私の前に主を置く
詩篇 16篇

 ダビデは詩篇16篇において、ヤハウエの神とともに歩む人生はその質において、その喜びの大きさにおいて比べうるものがない、最高の幸いがあると歌い上げます。  勿論、ダビデはこの世において犯す罪、苦しみ、悲しみを知っていました。しかし、主とともに歩む人生のは、死の墓をも超え、かなたの神の国へと導かれる幸いを確信していました。

 主は私の隠れ場です。主の御手が私を取り囲んでいることを知る信仰の上にダビデは生涯を安んじて送りました。

 主はそればかりではなく、私をすべてのよき方にお取り計らいくださる支配者、私を統べたもう王であると告白します。

ですから、ダビデは金銀、土地などの財産ではなく、天地万物を創造なされた主に結びつくとき与えられる想像を超える豊かさを確信していました。  眠れぬ夜も主は私とともにいてくださり、私のために戦い、時をおかず守ってくださり、私を勝利の宴に加えてくださいます。

 主は今も、そして、これからも私のために、眠ることもせず見張りをなさってくださいますので、私には、ゆるがない平安がありますとダビデは、いつも主を私の前に置く感謝を歌います。

 旧約の時代に預言されたことごとが、イエス・キリストにおいて成就しました。私たちはその尽きせぬその喜びを味わうことが出来ます。最高の人生、それこそ主を前に置き歩む人生です!

 
2007.04.29(日)


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