祈りで始まり、祈りで終わる一日
詩篇 3篇

 ダビデは、「主がささえてくださるから、私は身を横たえ、眠る。私はまた目を覚ます。」と歌います。

 この祈りはどのような時に捧げられましたか? 標題の下を見れば分かる通り、愛するわが子の間に起こった暴力と殺人。それに引き続いていま、父、ダビデはわが子アブシャロムに命をねらわれる悲惨な状況のもとにあって捧げられた祈りです。

 ダビデは2節、4節、8節に「セラ」と付記をつけています。これは読者に対し、ここで立ち止まり、神のなせるわざに思いをよせなさいと注意する記号であるといわれます。

 今、ダビデは、神に対してただ、「私をお救いください。」、「私に敵するものを、どうか治めてください。」、「主の民を祝してください。」と祈るだけです。絶望的な状況にあって、祈ることばは、ことば数ではなく、ただ、かつて、私をお救いくださった父なる神により頼み、再びこの状況から逃れさせてくださると疑わずに、確信をもって祈ることだけがダビデにできることでした。襲いくる幾万という敵、困難を見て、恐れるのではなく、どのようなときにも私をお支えくださるお方のもとに、自分は真実をもってより頼んでいるのか、どうかを吟味してください。

 「あなたの敵の前であなたの食事を整えてくださる。」詩篇 23篇。そのお方を知るとき、あなたは新しい希望の朝を迎え、感謝をもって夕べに床に着くことが出来るのです!

 
2007.04.15(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会