神のみ心、人の心
コリント U 8章13〜15節

パウロが困窮しているユダヤの人々を助ける募金活動を始めたとき、コリントの教会は真っ先に手を挙げ、参加しましたので、パウロも諸教会も感動しました。ところがまもなく、コリントの教会の人たちは、「なんで私たちが援助しなくてはならないのか、 私たちが苦労して働いてお金を得ているのに、あの人たちが働かないで、もらっているのは不公平だ。」と言い始めたのです。

 パウロは、あなたが働いて得たのですか? それはみんなあなたのものですか? 神は、あなたがたを常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかりにあなたに与えているのですと戒めます。 父なる神は私たち全てを同じように愛してくださり、その具体的な愛のわざに各自が加わるようにしてくださっています。

聖霊はこのようにも諭しています。「私たち、力のある者は、力のない人たちの弱さを担うべきです。自分を喜ばせるべきではありません。私たちは一人ひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。キリストでさえ、ご自分を喜ばせることはなさらなかったのです。」

 手のひらをご覧なさい。親指と小指は形も力も違いますが、それぞれが働いたときに、手は十分に機能するのです。小さな私の心を捨てて、大きな神のみ心をいただくとき、「おたがいさま!」という言葉の意味を知って、嬉しくなってくることでしょう。

 
2007.04.15(日)


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