「もっともすぐれているもの、愛」
コリント T 13:4〜13

「愛」、あなたの脳裏に浮かぶものはなんですか? 多くの人は、あの人が好きという感情を上げるでしょう。ある人は家族にある愛こそ、この世で大切なものと考えます。また、小説「走れメロス」にあるような友愛こそ美しいものだとも言うかもしれません。それぞれ大切ですが、以上の愛に共通することは、近しい者の間にある感情、ほとんど無意識のうちに生ずるものであり、敵味方を分ける、いわば本能的な感情です。ですから他の人と衝突するという欠点もあり、移ろいやすいものでもあります。

神は、ご自身の「愛」を表現しますのに、「アガペー」ということばで、その意味を表わされました。「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」と主イエスは仰います。これはもって生まれた本能では不可能のこと。敵を愛するとは、私たちの本能を克服する積極的な意思が必要になってきます。ヨハネ T 4章9〜11節をご覧下さい。神の愛が私の心と意思を覆う時、私たちの愛は成就し、隣人との間に豊かな平和も生まれます。あなたは、すでにいただきました、この愛を追い求めてください!

 
2006.12.10(日)


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