「聖徒として召されたあなた」
コリント T 1章 1〜9節

 当時のコリントはそれこそ悪の巣窟ともいうべき街であったといわれています。残念ながら、そこに住むキリスト者も多かれ少なかれ影響され、教会内にはさまざまな正すべきことがありました。

 そのような教会に宛ててパウロは手紙を書きます。冒頭、彼等を聖徒と呼びかけます。ここから、大切なことをお聴きいたしましょう。

 「あなたはだれですか?」 私たちは、この質問に対して、本質的な答えを用意しないことが多いのではないですか。自分が誰であるか、どのようにして今があるのかを忘れてしまうとき、コリント教会にあったような混乱、高ぶり、自己中心、分派等と信仰の危機が生じてくるのです。

「あなた方は神の教会」、パウロのでもない、ペテロのでもない、「神ご自身の血によって贖われた教会です。」との宣言に厳粛にされます。

 そこに召し出されたものは、神にお使いいただくための器として、特別にとり分かたれた者=聖徒であるとの宣言に姿勢を正されます。

 これがあなたです。神は今も、あなたがた神の家族が互いに思いやり、神の義のために互いの徳を高めあい、神の赦し、恵み、平和の使節として、キリストの福音をもって世に出て行くことを信じておられます。

 
2006.09.17(日)


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