メシヤ導く平和の世界
イザヤ書 11章1〜10節

声のメッセージ

被爆桜の苗木が折られたとテレビ・ニュースが報じた。原爆で焼けながら、翌年、芽を出して、草も生えないと絶望していた人々に生きる希望を与えた桜の子孫である。どのような背景を持った人か、人の魂を踏みにじった行為である。

 

さて、イザヤ書は神の裁きの告知と希望の預言が交互に出てくる。アッシリヤの破壊の後で、主はご自分の民に希望の預言を与えられる。1節以降はなんと美しい描写であろうか。「エッサイの切り裂かれた根株から新芽が芽生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。」ここにメシヤの姿が力強く描き出される。

 

このお方は神の霊により導かれて、正義と真実とを身にまとわれ、主なる神、ヤハウエのすべてのご計画を成就なさるお方として、おいでになられる。

メシヤは完全なお方であるので、平和と真実が支配する世をもたらす。メシヤの来臨により、世界が全く変わることを6節から9節にかけて劇的に描いている。

自然界においてさえも、狼と子羊などをはじめとして、すべてが小さい子に導かれるさまを通して、平安と調和が支配する新しい世が来ることを預言している。

 
2006.04.09(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会