『ルデア』 〜聖書のなかの人物シリーズ〜
使徒の働き 16章 9〜15節

声のメッセージ

ルデアも大伝道者パウロとともに働いた一人です。この前、見ましたプリスキラが表に出て、みことばに仕える人であったとすれば、ルデアは裏で財政的に支える賜物をいただいていた人です。このように神は人々を多彩にお用いくださいますが、働きは同じです。コリント T 12章4〜7節。

 さて、喜び勇んで、ピリピにやってきたパウロですが、いつもそこからキリストの福音を伝え始めていたユダヤ教の会堂がその町にはなく、パウロにとっては少なからず当惑したことでしたでしょう。しかし、どこかにユダヤ人たちが集まる祈り場がないかと探すうちに、神のお導きで静かなガンギテース川のほとりでルデアたちと会うことができました。

 このルデアはピリピ市に出来たイエス・キリストの教会の初穂です。彼女の助けによりパウロのピリピ伝道は始まりました。

この教会に集まったほとんどの人々は人間の目には貧しい人々でしたが、「聖徒たちを支える交わりの恵みに与りたい。」と熱心に願う人たちでした。パウロたちの期待以上に、主に惜しみなく捧げる教会となりました。ですからパウロはピリピの兄姉を思うごとに神に感謝し、祈るごとにいつも喜びを持って祈っていると書き残しています。(ピリピ 13〜5)。

 神より与えられました、あなたの賜物はなんでしょうか。私たちは一人ひとり、それぞれ違った、つとめ=神様からの賜物が与えられています。それを見比べて、時には自慢したり、あるいは、うらやんでみたりするかもしれません。でも、神の目には、どれも大切です。あなたには、あなただけの特別の役目が神より託されています。今週はそれを見出して、豊かに用いてください。

 
2005.12.04(日)


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