『プリスキラとアクラ』
使徒の働き 18章 1〜5節

声のメッセージ

 

パウロがコリントに行ったとき、「私は弱く、恐れおののいていました。」と後に書いています。キリストの福音を伝える口をほとんど閉ざすほどでした。

しかし、神は輝く太陽の下にあるようなときだけの神ではなく、失望の暗闇に呻くときにもともにいてくださる神です。神はそこでパウロに生涯の友となるプリスキラとアクラという夫婦を摂理的に備えていてくださいました。彼らはその少し前にローマで迫害され、コリントに逃げて来ていたのです。

パウロは手に職を持ち、自分や、ときには、同労者のためにも働いていましたが、アクラも同業の天幕つくり(皮職人)であったので、パウロはそこでアクラと一心に働き、プリスキラは食事を用意し、パウロの身の回りの世話をし、励ましましたので、パウロの伝道心は回復しました。

パウロが長くとどまって伝道をした地はコリントとエペソですが、この夫婦は得がたい同労者となりました。後に二人はパウロとともにエペソに行きますが、そこではパウロに託されて家の教会で活躍し、有名な説教者アポロを教えたりもしています(使徒の働き 18:24〜26)。

偉大な伝道者パウロを助けた人は大勢いますが、夫婦で物心ともに力となり、パウロの働きを可能とさせた人として、プリスキラとアクラは教会史上、燦然と輝いている夫婦です。今の教会にも、このような方が大勢出てきて欲しいですね。

 
2005.11.06(日)


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