『イエスに賞賛された男』
マタイ 8章 5〜13節

声のメッセージ

 

カペナウムにイエス様が来られたとき、部下思いのこの百人隊長は、中風を病む下僕の癒しを願ってイエス様に拝謁した。

当時の医師は概して呪術師であったが、百人隊長はイエス様を単なる巡回呪術師とは決して見ていなかった。彼はイスラエルの民ではなかったが、彼ら以上にイエス様を最高の権威を持つお方、まことの神と信じていた。  

 

イエス様が、「行って、直してあげよう。」といわれると、「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはございません。」と言い、ついで自分の職務上の命令がどのように遂行されるかを例にとりながら、主イエス様があらゆる権威のみなもとのお方であることを認めて、「わざわざおいでいただかなくとも、ただ、おことばをくだされば、そのおことばによって、私のしもべは必ず病気が癒されます。」と、イエス様がすべてを支配なさっておられる主であることを見事に告白したので、イエス様はその信仰を賞賛なさいました。

 

振り返って、人間の作った宗教はこけおどしの衣装、目を欺く大伽藍、もっともらしい儀式所作により、自らの中身のなさを補おうとする。そして、多くの人々はむしろそういったことを楽しんでいるようにさえ見えます。

 ここで教えられる霊的な教訓は、私たちも主イエス様に、「みことばだけをください。」と申し上げ、また、私たちもみことばだけに生き、みことばだけをすべての人々にお伝えできるようになることです。みことばだけでは足りないと思い、余分な何か景品につける必要は全くありません。

 
2005.08.28(日)


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