『主はあなたを常に支えられる』
詩篇 55篇 22節

声のメッセージ

 

  私の好きな讃美歌の一つに、「山辺にむかいて、我、目を上ぐ。」という、詩篇 121篇からことばをいただいた歌があります。

   ここには、まどろむこともなく、眠ることもなく、私たちをお守りくださる主なる神が歌われています。主なる神は、すべてのわざわいからあなたを守り、行くにも帰るにもあなたをお守りくださると御名がほめたたえられています。

 10年前の阪神淡路大震災のとき、私たちは教会から送り出され、3年間、応援に通いました。いろいろなことを教えられましたが、なかでも被災者に、「頑張れ」と声をかけることは、かえって彼らを苦しめることであるということが広く全国に知らされたことは画期的なことでした。


支えるとは、ただ、頑張れと号令をかけることではありません。彼らに必要な支援、慰めをいつでも与えられるように私たちが備えて待っていることを、彼らに知らせることからはじまります。

意地悪をして兄から逃げ出したヤコブが、たった一人さびしく野宿をしていたとき、主が夢に現れ、「わたしはあなたとともにいる。」と慰めてくださったようにです(創世記 28:11〜22)。

また、イエス様が溺れかかったペテロの叫びに応え、即座に手を伸ばされ、助けてくださったように、タイミングよく助けの手を与えることです(マタイ 14:22〜33)。それも、出し惜しみをするのではなく、十分に与えることです(Uコリント 12:9)。


  キリストの神はあなたを脅し、搾取する神ではなく、ご自分が犠牲を払うことをいとわぬほどに、あなたを愛され、支えてくださっておられます。

あなたはこの方にとって、「かけがえのない愛する人」です。あなたを恵もうと待っておられる、この真の神を待ち望む人はまことに幸いです(イザヤ 30:18)。

 
2005.07.03(日)


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