『あなたの使命を知る』
ローマ人への手紙 12章3〜15節

声のメッセージ

 

「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでも出来るのです。」パウロが愛するピリピの教会に書き送った手紙の4章13節にあることばです。このように確信をもっていえることはなんという喜びでありましょう。あなたを創られ、愛し通される神は、「あなたのうちに働いて、志を立てさせ、それを行わせてくださるお方」でもあります。−同 2:13。 

その実例をモーセに見てみましょう。モーセはエジプトでの事々から深く挫折し、夢破れて、遠いミデアンの地に逃げ出しました。自分がだれであるかということさえ捨て去り、その上、その地で出会った異教の祭司にその娘をあたえられ、明日の希望もなく、ただ、羊飼いとしてむなしい日々を過ごしながら40才になっていました。

そのモーセが神の山・ホレブで、ヤハウエの神に名を呼ばれ、自分が誰であるかを思い起こされます。そればかりか、思いもかけなかった自分に与えられている使命を告げ知らされるのです。たじろぐモーセを主は励まします。

立ち直ったモーセは、あの困難に満ちた出エジプトの指導者として立ち上がります。モーセは自分の思いを超えた神のご計画が自分の上にあり、それにこんな弱い自分が用いられていることを知ったとき、地上のだれにもまさる謙遜なリーダーとして、困難に耐え、務めを全うしました。

 そのように、あなたにも神の使命が特別に託されています。その使命を無にしないでください。あなたはそのために存在しているのですから。

 
2005.06.26(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会