『上からの知恵をいただく人』 
新約聖書 ヤコブ 3章13-17

声のメッセージ

 

 神より知恵をいただく人は憐れみとよい実に満ち、地に属する知恵は争いと悲しみをもたらします。あなたは光の子、地に平和をもたらす人です。あなたはそのように作り変えられました。それをぜひ知ってください。

 先日、ある方が言及された、ドロシー・ロー・ノートルの詩「子ども」が評判になっています。彼女の著作「子どもが育つ魔法の言葉」に出てきます。

 そこには子どもに接する二つのタイプが挙げられています。一つは子どもを批判する、殴る、笑いものにする、いつも皮肉な言葉を投げつける。

こんなことを誰がするのでしょうかと思いますか? 外でもない私たちの得意とするところではありませんか。

一方、子どもを励ます、寛容な心で接する、賞賛する、フェアプレー、友情、安心、かわいがる、抱きしめる。これは如何ですか。うん。まあ、まあ、やっているといいますか? わが子を虐待し、死なせた父と母が告白しました。分かっていたのだが、出来なかったと。これはその方だけではありません。私たちもそうではありませんか。

知恵とは単なる詰め込まれた知識ではなく、教育や人生を通して身についていくもので、物事を見極め、判断する力です。問題はどこで育ったかで知恵が異なってくることです。蛙には申し訳ないたとえですが、井のなかの蛙がもし大海を知らなければ、その蛙の子もおなじ蛙です。私たちが変わるには、そこからで出なければなりません。

私たちがそこから引き上げられたのは、私たちが努力して這い上がったのではなく、イエス様がまず私たちを愛され、私たちのところまで降りてこられ、そして引き上げてくださったので、そのことにより私たちは新しい生き方をするものとなり、ヤコブ 3:17に示される知恵が身についてきたのです。実にあなたは神の知恵をいただいた人です! すばらしいことですね。今週もその宝を活かしながら歩みましょう。

 
2005.02.27(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会