『主なる神にお仕えするとは』 
新約聖書 使徒の働き 4章32節〜5章11節

 一番はじめの教会、すなわち、エルサレムの教会は、主にあって信者が見事に一つとなっていました。信仰が実に見事に日々の生活の中に活きていました。それですから、教会は世の人々から好意を得、主も毎日、救われる人々を加えてくださっていました。実に後世の教会のよき模範たりうる教会でした。はるなキリストの教会も教会つくりの目標にしています。
 そのような麗しい教会を見るにつけ、サタンはどうにかして神のご計画を妨げようと働き始めました。さて、教会にはバルナバというとても人々を励ますことが上手な方がいまして、みんなから、とても慕われていました。そこで、アナニヤとサッピラという夫婦は自分たちもバルナバのように、皆の賞賛を得ようとの欲望を抱き、同じように地所を売りますが、売ってから惜しくなって二人で相談して、その代金の一部を隠し、さも全部を使徒のところに持ってきたかのようにふるまいました。残念なことに、嫉みと貪欲というサタンのわなに、彼らはまんまと陥ってしまったのです。今も同じようにサタンは執拗に教会を攻めていますから、私たちは油断しないように注意しなければなりません。教会の特質である麗しい助け合いというわざを使って、聖霊の神を悲しませるとは、なんと申し訳ないことでしょうか。
 主なる神は私たち一人ひとりを何にもまして愛してくださり、大切にされていらっしゃいます。そのことを見失ったとき、私たちは健康的な自信を失い、自分と他を比較するようになって、高慢や妬みが生じてきます。
 各自がそれぞれに神からいただいている特別の賜物があることをぜひ知ってください。そして、その与えられた賜物を活かしましょう。
 そのとき、私たちは自分を誇ることなく、また、卑屈にもならず、互いの賜物を感謝しあうようになります。お互いを尊敬する心も生まれてきます。そして、平安のうちに神と人とにお仕えする教会へと成熟していくのです。
 神にお仕えすることは競争ではありません。そうではなく、ただ、あなたが特別にいただいている賜物を活かすことこそが肝要です。
 さあ、今週も神のくださった賜物を感謝し、喜びをもってお仕えしてまいりましょう。

2004.06.13(日)


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