聖書のお話

『主の大いなるご委託』

新約聖書　マタイの福音書　28章16～20節

　この箇所は、「宣教大命令」といわれますが、命令ではありません。主が私たちに、大切なわざを託されたのです。
　イエス様は、この世においでになられた目的を成就されて、父なる神のもとにお帰りになりましたが、そのときに、あらゆる民族をキリストの弟子とするという、大切なお仕事を弟子たちに託されました。そして、その務めは今のあなたにも、託されているのです。なんという光栄でありましょうか。同時に、その大きな務めのゆえに身も心もおののくほどです。しかし、幸いなるかな、主は、「わたしは世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」とのお約束をくださいました。これこそ、神様のいつものお心配りです。

今日は、それを一つ一つ見てまいりましょう。
１、聖霊に押し出されて、出て行くことです。
２、時がよくてもわるくても、キリストのことばを語り告げることです。
３、人々を悔い改めに導くことです。
４、人々をしてイエス様をキリストと信じさせ、信仰の告白にみちびくことです。
５、御名に入るバプテスマに与らせることです。
６、その後も聖書に聴き続けるように励まします。
７、主のよみがえった日に主がお招き給う食卓を中心とする、感謝の礼拝を信者が集まって捧げます。
８、世の光となって、暗黒の世界を照らします。
９、善き行いをなし。
１０、多くの実を結び。
１１、天の父に栄光をささげます。
１２、そして、主が再び来たりたまう日を待ち望みつつ、今の困難を耐え忍び、主を仰いで、今日を生きることです。

　主イエス様はあなたを愛し、信頼されていますので、ご自分が始められたわざをあなたに託されていらっしゃいます。イエス様の福音があなたから始まって、家族、近隣、親族、群馬、日本に、そしてアジアから世界中に広がりますように、お祈りいたします。

2004.04.18（日）