聖書のお話

『主に選ばれたもの』

新約聖書　マタイの福音書　24章30～33節

　アテネ・オリンピックに向けて、たとえば、マラソン選手の選考が進んでいます。選ばれたものは嬉しいですが、選にもれた人はつらいですね。
　主なる神様もそのように、お選びになるのでしょうか。かつて、救われるものは予め決まっていると唱えた人がいまして、後にその人の弟子は、滅びるものも決まっているとまで、神様を悲しませることを言ったことがあります。
　聖書―神のみことばは決して、そのようには言っておられません。「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。」とテモテⅠ・2：4で語られていますことを知るとき、本当に感謝いたします。
　神様の救いのみ手はすべての人に伸ばされているのです。問題はあなたが、そのみ手を素直に受け入れるか、どうかにかかっています。「神はあなたをご自分の宝。」とおっしゃいます。また、「神はあなたをご自分のひとみのように大切にされる。」とも、「神の目にはあなたは高価で尊い。」ともおっしゃっておられます。神様にとりまして、あなたは特別な人です。それが聖書のメッセージです。あなたは神様が特別に愛したまう神の民であることをぜひ、知ってください。自分は駄目だと自分を値引きせず、また、肩をいからして虚勢も張らず、ただ、神様の愛の目でもって、あなた自身を素直に見つめながら、そのお方のみ手のままに、今週も歩んでまいりましょう。

2004.02.15（日）

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