『人を生かす神』
新約聖書 マタイの福音書 22章31〜33節

 使徒パウロは、もしキリストの復活がなかったら、私たちの宣教は実質のないものとなり、神について偽証をした者となる。キリストが死者の中から復活されたのでなく、単にたくさんある宗教の一つの信仰対象にすぎないなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者であると断言しています。
 イエス・キリストの復活にこそ、永遠の神の真実がまぎれもなく現されており、そこに私たちの希望があります。イエス様は復活を否定するサドカイ人に対し、出エジプト記を引用され、「わたしは、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」といわれました。これはかつて神であったという過去形の神ではなく、今も彼らの神であり続けていると、今も彼らと生ける関係が続いていると指摘されています。だから、彼らもこの永遠のお方と結ばれ、復活のいのちをいただいているのだと驚くべき真実を語っておられます。
 あの弱かったペテロも復活のイエス様にお会いしてから、変えられました。イエス様をキリストと信じるとは、復活の初穂であるお方が、この私を永遠のお方に導かれている事実を知り、その方にすべてをお委ねして、そのお方とともに今を歩くことです。一人ぼっちではありません。そのお方があなたを生かし、今日もあなたの手を握って、ともに歩いてくださっているのです。
2004.02.01(日)


 >> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会