『主がお入用です』
新約聖書 マタイの福音書 21章1〜7節

 イエス様が最後のエルサレム入城のとき、まだ使われたことのない、弱よわしい子ロバを召されました。もちろん、これはゼカリヤの預言の成就でありますが、ここからさまざまな霊的な教えをいただくことができます。
 私たちは自分と他を比較して、うぬぼれてみたり、しょげたりします。しかし、実際は失望するときのほうが多いかもしれません。今冬も悲しいことに冬山の遭難死のニュースが入っています。同じパーティーの中である人は助かり、ある人は命を落とします。そこには技術の差、体力の差などさまざまな要因があるでしょうが、多くの遭難記録を読み返しますと、自分には愛する人、家族が待っている。たとい凍傷で指がなくなろうと、足がなくなろうと必ず生きて帰るのだという強い意識が、生死を分けると報告しています。
あなたは自分をどのように見ていますか。あの人とくらべて、学歴がない、お金がない、体が弱い・・・それとも、一人ぼっちだと思っていますか。でも主なる神様はキリストの十字架により、あなたを主のみからだである教会の大切な家族としてくださり、また、特別の賜物をくださっています。
「主があなたをお入用です。」とのみ声に耳を澄ませて、今日一日を歩みましょう。
2004.01.11(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会