『ロバの背に乗られる主イエス』
新約聖書 マタイの福音書 21章1〜10節

 人間の歴史は、どうやったら自分が他人より優位に立てるか、相手を打ち負かせるかという争いの歴史です。夫婦間しかり、学校、会社、国家間、みなそうです。それは神から迷い出た罪人の悲惨な現実でもあります。
 イエス様は前の章で、わたしが来たのは、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであるとおっしゃいました。その究極が多くの人のための贖いの代価として十字架にご自分を捧げられたことです。それは神に反逆し堕落した人間を再び、神の創られたものとして回復するためでありました。
 今、イエス様は最後のエルサレム入城を果たされます。王の王、神の子であるお方、真のメシヤが、みすぼらしい子ロバに乗ってやってきます。
 誰がこのお方を救い主と見たでしょうか。群衆も一時は歓迎しましたが、すぐに同じ口からのろいのことばを投げかけたのです。「この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは神の知恵です。神はみ心によって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうと定められた」とパウロは語ります。私たちはもっと聖書に聴き、イエス様の心を自分の心としましょう。
2004.01.04(日)


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