老化について

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.2 (老化の意味) 

ミスター売薬です。
 老化のメカニズムについてお話していきたいと思います。
 その前に、どうして人間は、老化して死ななければならないのか、老化の意味についてお話したいと思います。
 老化のメカニズムは、完全に解かれたわけでは有りませんが、どうもプログラムされた部分が有るように思います。
 意図的に老化して死ぬようにできているような気がするのです。         
 これは、人間だけでなく高等な動物であればみんな、必ず死ぬようにできているのです。
 死ぬ事は、私達個人としては、余りありがたく有りませんが、種の存続にとっては、大変重要な事です。
 地球上にすむ生物は、みな様々な環境を乗り越えて、現在まで続いてきています。
 動物のDNAは、子孫に全く同じくものが引き継がれるわけではなく、親子でも骨髄移植ができないように、それぞれ少しずつ変化しながら受け継がれます。
 そして、定期的に突然変異が発生します。
 人間は、突然変異と自然淘汰をくり返しながら、今日まで変化してきました。
 暑い地域では、黒人のように紫外線を防ぐ能力が高く、
汗をたくさんかく事ができ暑い地域でも快適に過ごす事ができる能力を持っている体質の人種が生き残るようになります。
 寒い地域では、紫外線が少ないので、少しでも多くの紫外線が身体に入るように、白い肌の白人という人種がより厳しい環境で、生き残ってきたという事です。
 このように、動物のDNAは、ランダムに変化しますが、ランダムに変化してもより環境に、適合した種が生き残るようになるのです。
 この事が、より厳しい環境になったとしても種が絶える事のない理由なわけです。
 そのためには、結婚して子孫を残した後、古いものは先に死んでいかなければならないわけです。
 反対にいうと、そのような必ず死ぬような能力を身につけてきたからこそ、生き残ってきたという事です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.3 (人知を越えた存在)

今日は、雑学中の雑学を話したいと思います。余り健康には役にたちませんが、先が長いので、たまには、こういう話しもいいかなと思います。
 私達は、猿のような類人猿から進化して、人間になりました。
類人猿の前は、もっと下等な動物だったと思います。そして、一番初めは単細胞生物から始まったはずです。
 そうしたら、単細胞生物の前は、どうだったのでしょうか。
 雷などの反応によって様々な有機物が、発生して、生命の材料になる物質が、次々に出来上がったのでしょう。
 それでは、一番簡単な、単細胞生物は、どのように出来上がったのでしょうか。
 進化論が著わされたころは、まだ科学がそんなに進んでいませんでしたので、
コアセルベートと呼ばれる泡のようなものから生物が出来上がったと考えられていました。
 しかし、今日のように、科学が進んだ時代に細胞が、泡から出来上がったという事は、信じられないほど非科学的です。
 どんなに単純な単細胞生物でも、10万個以上の化学物質からできている大変複雑な精密機械のようです。
一番基本になるタンパク質でも高分子の大変複雑な化合物です。
 生命の前は、全く意味をなさない物質の集まりです。
 しかし生物となると必ず新陳代謝をしなければならないし、子孫を残さないといけないし、様々な複雑な機能を持たなくてはなりません。
そしてその複雑な機能の一つでも欠けると、もはや生物として成り立たず、ゴミになってしまいます。
生物とは全て、非のうち所のない完璧に完成された精密機械なのです。その精密機械が、生物の細小単位なわけで、最低そろわないと生命の出発ができないものです。
 自然に精密機械が出来上がるとは、何億年偶然が重なったとしても普通に考えて、あり得ない事です。
 もし人間が、新しい生物を全て、化学物質から造ろうとしたら、物凄い科学力が必要だと思います。
まず不可能だとは思いますが、そのようなものが、偶然出来上がる事は、ないでしょう。
 何か人知を越えた存在があってもおかしくないと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか。
 次号から本題に入ります。毎日暑いですが、暑さに負けず頑張りましょう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.4 (老化の原因は活性酸素)

ミスター売薬です。いよいよ本論に入りたいと思います。本論といっても大それた事をお話する予定もないのですが、
 老化の原因についてお話していきたいと思います。私が学生の頃、老化の原因を研究している学者が100人いれば100通りの説が有るといわれていました。
 現在でも100%老化の原因が解明されたわけではありありません。しかしミスター売薬的心でお伝えしていきたいと思います。
 最近活性酸素という言葉をよく耳にすると思います。
老化の原因は、活性酸素と関係ないという学者は最近では、いないと思います。
活性酸素は、老化の原因だけでなくガン、心臓病、アトピー、その他多くの病気の原因、もしくは悪化の要因になっているといわれます。
本によっては、90%の病気に関わっているといわれます。
 活性酸素というと、活性化した酸素ですから、さも健康によさそうな名前だと思われた方もいるかも知れません。
 活性酸素というと分りにくいんで、酸素についてお話していきたいと思います。
 酸素というと健康によさそうなイメージかも知れませんが、ミスター売薬のイメージは、ちょっと危険なイメージです。
 空気中に酸素が有るから、なんでも錆びてしまいます。
油は、時間がたつと酸化して食べられなくなってしまいます。酸素の有る所に置いておいたものは、何でも時間がたつと破壊されてしまいます。
活性酸素は、その破壊力が強まった酸素の事ですから、大変危険なものです。
 紫外線によって強力な活性酸素が発生します。ですから、外に置いたものは、何でも色があせ、ゴムはボロボロになります。
 白内障も紫外線によって発生した活性酸素が原因です。白内障の気が有る人は、あんまり外に出ないようにした方がいいかも知れません。
 サングラスもなるべくちょっと薄めの色のサングラスがいいと思います。
あんまり濃い色のサングラスだともし紫外線を少しでも通すサングラスだとすると、瞳孔が開いて光を多く集めようとしますから、
紫外線の害をうけてしまう可能性が有ります。.
 
今日は、ちょっと月並みな話しになってしまいました。次は、もっとおもしろい話しにしようと思いますので、おたのしみに、

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.5 (酸素の恐怖)          

酸素についてもう少しお話していきたいと思います。
酸素は、少し危険だといいましたが、未熟児網膜症についてのお話
です。未熟児で生まれると保育器に入れて命を救っています。保育
器の中には、酸素を濃くしてあります。1kg以下で生まれると肺の
機能が未熟なため酸素を充分に吸い込む事ができずにそのままにし
ていると生命が危険になります。
 そこで未熟な肺からでも酸素を取り込めるように、酸素濃度を濃
くした保育器に入れて育てるわけです。
 ところが、以前は、保育器に入れた子供の中に失明する事故が相
次ぎました。これを未熟児網膜症といいます。必要以上の酸素が体
に入る事によって、酸素の害を防ぎきれずに毛細血管がつぶされて
しまった結果網膜症をおこしてしまったのです。
現在では、保育器の酸素濃度を高度に管理していますので、丁度い
い酸素濃度に管理して未熟児網膜症は起こりません。
 しかしお客様の子供がやはり未熟児で生まれて、体が弱くて片肺
の1/3が壊死して切り取ったといっておりました。
 気の毒な事で、何もいいませんでしたが、これはやはり保育器に
よる酸素の害だと思います。
 
ちょっと話しは、かわりますが、たまに買って食べる「でんろく豆」
の包装に不活性ガス充填でつくり立ての鮮度のようなことが書いてあ
ったと思います。不活性ガスということは、活性ガスが有るというこ
とです。では活性ガスとは何でしょうか?
 これは、いわずと知れた酸素の事です。酸素はものを酸化して、破
壊するとても活性の強い分子です。活性酸素でなくても大変活性が強
いのです。
 人間のからだの中では、通常の濃度では何とか酸素の害を防ぐ事が
できます。しかしちょっとでも濃くなると大変危険な分子ですので、
思わぬ害が出てしまいます。
酸素の恐ろしさをよく現した内容だと思います。

老化の説明をしようとしていますが、今日は、まず酸素の基本的お話
をしました。もう少し酸素の話しは続きます。
それでは、今日は、このへんで、

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.6 (電子を渇望する酸素)

酸素についての続きです。今日はちょっと現実離れしたミクロの世
界についてのお話です。酸素や活性酸素は、原子が1〜3個くらい
でできています。分子は、大変小さく不思議な形をしています。
 水の分子の大きさの目安となるのに、コップ1/12の一口の水
の数は、約6×10の23乗個、つまり、
600000000000000000000000個です。
 人間の細胞は、60兆個有ると言われますが、その目に見え
ないほど小さい細胞を造る分子の数は、兆の位では表せない単位の
数でできています。
 その超ミクロの世界では、原子は原子核の周りを電子が高速で回
っています。電子は、同じ電子軌道上を対の電子が反対周りどうし
で回ると安定します。
 同じ軌道上を反対回りで回ったら、ぶつかってしまいそうですが、
実は、電子は、粒子のような名前がついていますが、物理の世界で
は、粒ではなく波動だそうです。つまり目に見えないわけでぶつか
ることは有りません。
電子の回転をスピンといい、上から見たら、右回りでも下から見た
ら、左回りになりますので、右とか左とは言わず上向きのスピンと
、下向きのスピンというそうです。
同じ軌道上には上向きスピンと下向きスピン両方そろって落ち着き
ます。しかし一個の電子だけだと、反対向きのスピンを同じ軌道上
に引き込もうと電子を渇望するようになります。
酸素が大変活性が強くものを破壊する力に富んでいる理由は、電子
を渇望する電子が、2個あるためのようです。
酸素分子は、御存知のように、酸素原子が2個くっついています。
酸素原子の構造をどうやって調べたかは分かりませんが、外側の電子の軌
道が4つ有るそうです。そのうち対になって電子が安定して回って
いるのは、2軌道で、もう2軌道は、電子が、一個づつです。
分子になると外側の不安定な電子軌道を共有するようになって、八
の字に電子が回り、一応安定します。しかし二番目の電子軌道は、
一個ずつ電子が充たされず、分子になったとしても不安定なままで
す。
 このような構造によって、チャンスが有れば何にでもくっついて、
自分の電子軌道を安定させようとするのです。このことが、ほとん
どのものを酸化させて破壊してしまう原因なのです。
何となく理解できましたでしょうか?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.7 (嫌気性代謝)

 ミスター売薬です。今までのお話で、酸素のイメージが変わりま
したでしょうか?
 ミスター売薬と同じイメージになっていただけたのではないかと
思います。
酸素は、私達が生きていく為に欠かすことができないことは、事実
です。酸素がない時代は生き物は酸素を使わない嫌気性代謝という
方法で、エネルギーを作っていました。
 酸素さえなければ、死のシステムを導入する必要はなかったので
はないかと思います。
 しかし酸素がなかったら、現在のような高度な生物の誕生もなか
ったのではないかと思います。酸素を使うことで、生物は嫌気性代
謝の時の約16倍ものエネルギーを得ることができたのです。
 そのエネルギーは、高度な生命を維持する為には、欠かすことが
できない量のエネルギーです。
 嫌気性代謝について少しお話します。例えば指を機械にまきこま
れて切断したとします。そうしたらよくヘリコプターで手術できる
病院まで移送されるといいます。それは、一刻を争うからです。切
断された指は、その間どうなっているのでしょうか。一度死んだ生
き物は、生き返りません。切断されている間も生きているのです。
普段は、酸素を使った解糖によってエネルギーを作っていますが、
切断している間は、酸素がきませんので、大昔やっていた嫌気性代
謝によって1/16のエネルギーで、細々と生命の糸を絶やさない
ように生き続けます。その間にうまく手術が成功すれば元どうりに
つながります。

 ところで酸素を使ってエネルギーを作ると必ず産業廃棄物のよう
な毒性廃棄物として、活性酸素を発生させてしまいます。酸素のう
ち少なくとも1%以上は、活性酸素になるといわれます。体の中で
、活性酸素が一番発生する場所は、細胞の中のエネルギーを作るミ
トコンドリアという場所です。よく細胞の絵で、ミトコンドリアが
、3〜5匹(本当は匹ではない)位描かれていますが、本当は数百
から千をこえる数だそうです。匹で表現したのは、ミトコンドリア
は、人間のDNAとは別の独自のDNAを持っていて、大昔寄生して共同
で、生活するようになったといわれます。
 細胞は、細胞の活動をする為のエネルギーをミトコンドリアから
得ることができます。
一方ミトコンドリアは、安全で絶えることのない栄養を安定して得
ることができるというお互いの利益が一致して、共同生活している
のです。

話しが少しあちこちいってしまいました。しゃべれば早いきもしま
すが、なかなか文章となると思い付きですすめていると別け分から
なくなってきます。

(ミニ情報)
今熱中症が流行っていますが、夏は、水分と共に塩分の補給にも気
をつけましょう。
不思議と味噌汁を飲みたくなるのもやはり夏は、塩分も失いやすい
からだと思います。ミスター売薬も一日2リッターくらいは、水分
を補給しています。主にウーロン茶、野菜ジュース、そしてスポー
ツドリンクは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、が入ってい
るものをなるべく選んでいます。夏は、結構マグネシウムも失われ
ますので、私は、バナナをなるべく食べるようにしようと思ってい
ます。以上のどのミネラルが不足しても痙攣が起きやすくなります
ので、不整脈の有る人も要注意です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 8 (活性酸素の最終ボス)

いよいよ老化の原因といわれる活性酸素の話しですが、活性酸素の電子の話しは
ちょっと頭の中がしっかり整理されていませんのでやめます。とにかく極端にバ
ランスをくずした電子を持った分子で、酸素原子を含むものを活性酸素といって
います。
 活性酸素は、細胞の中のミトコンドリアという発電所で大量に発生します。そ
れは酸素を使ってエネルギーをつくる際、必然的に発生してしまいます。1〜2%
の酸素が、活性酸素になっているといわれます。
 一口に1〜2%といいますが、大変な量です。四六時中酸素を使ってエネルギ
ーを作っているわけで、ミトコンドリア一匹でも10万レーン以上の電子伝達系
が稼動しています。そのようなエネルギー製造コンビナートは、一個の細胞に数
百もしくは千匹をこえる数がいます。そのような細胞は、人間の体に60兆個あ
るのです。
 
 おびただしい数のエネルギー製造ラインで、定期的に有毒廃棄物の活性酸素を
出しているのです。
 活性酸素は、極端に電子のバランスを欠いていますので非常に反応性に富んで
います。何もしなければ、あっという間に細胞のタンパク質や、細胞膜、DNA、な
どを攻撃して破壊してしまいます。

しかし、ここで発生するスーパーオキシド(SO)という活性酸素は、かなりの精
度で消去されます。SOD(スーパーオキシドディスムタ−ゼ)という直訳すると
スーパーオキシド除去酵素というスーパーオキシド専用の消去マシーンが、配備
されているからです。

 しかし100%完璧な消去はできず、必ず一定の割り合いで、消去の軌道から
それて、有害な反応をおこしてしまいます。スーパーオキシドはSODによって過
酸化水素になりますが、SODがなくてもゆっくりしたペースで過酸化水素になり
ます。スーパーオキシドは、鉄イオンやその他有害金属の媒介で、この過酸化水
素と反応して、活性酸素の最終ボスの「ハイドロキシラジカル」になります。
 ですから、黙っていても水分子と反応して起こる反応を超スピードで行い、ハ
イドロキシラジカルになる反応を防いでいます。しかし完璧には防ぐことはでき
ません。

 最終ボスの破壊力は強力で、一個のハイドロキシラジカルで、細胞一個を死に
至らしめることも有るということです。大きさからすると原水爆なみの威力です。

この細胞の死ということが、老化の第一ステップになっています。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 9 (風船爆弾のよな過酸化水素)

ミスター売薬です。
最終ボスといいましたが、何のことか分かりました?
ファミコンのゲームで、最終ステージに出てくる最強の敵の事です。

 急に聞き慣れない言葉が出てきて、うんざりしている方もおられると思います
が、もう少し我慢してナナメ読みしてください。

 もう一度整理します。エネルギーを作る時に一番初めに発生する活性酸素は、
スーパーオキシド(SO)です。そしてスーパーオキシドは、SODによってか、自然
に過酸化水素に変わります。過酸化水素とは、水で薄めたらオキシドールという
殺菌剤になります。活性酸素だとする本も有りますが、専門的には活性酸素の仲
間で、活性酸素種といいます。
 過酸化水素は、何もなければいつまでも存在し続けることができます。しかし
きっかけがあれば、有害な反応を引き起こします。スーパーオキシドと反応した
り、金属イオンなどによって、最悪のハイドロキシラジカルに化けることも有り
ます。
 ハイドロキシラジカルは、原水爆のようだといいましたが、ハイドロキシラジ
カルが原水爆なら、スーパーオキシドは、通常兵器、そして過酸化水素は、旧日
本軍が使っていた、風船爆弾てとこでしょうか。風船爆弾はすぐには、爆発せず
無作為に漂って、触れたところで爆発します。過酸化水素は、漂って細胞膜を通
過して、何処に届くかわかりません。細胞外で発生した過酸化水素が、細胞核の
DNAを破壊することも有りうるのです。

SODはSOを活性酸素の仲間の過酸化水素に変えるだけということで、たいした仕事
をしていないと思われるかも知れませんが、自然に変化するスピードの一千万倍
で過酸化水素に変えることで、有害な反応を防いでいます。そしてできた過酸化
水素もそのままでは、風船爆弾のように有害な反応をおこしてしまいます。最終
的にグルタチオンペルオキシダーゼという酵素が、SODのやりかけた仕事を完成さ
せます。すなわち過酸化水素を分解します。

エネルギー生産で発生した活性酸素は、SODとグルタチオンペルオキシダーゼの2
種類の酵素でほとんど完璧に処理されているのです。

しかし、前から言ってるように、やはり100%完璧な消去はできません。活性
酸素は、順番に処理される為に、並んではくれません。処理の順路から外れる活
性酸素が、定期的に発生して、組織を傷つけます。

 ある研究者の試算では、DNAに対する活性酸素による損傷は、一日1万ケ所だそ
うです。しかしそのほとんどは、DNA修復酵素によって修復されます。DNAのすば
らしい所は、二重らせんになっている所です。片方が写しのようになっていて、
すぐに修復されてしまいます。

 しかし、もしらせんの両方が同時に破壊された場合は、修復不可能になります。
もしも、その修復不可能な場所が、大切な遺伝子の一部であった場合、細胞の
存続が難しくなるかも知れません。DNAの損傷が増えてくると、ガン細胞に変身す
る可能性も増えることからか、自動的にDNAの自殺遺伝子にスイッチが入って、自
殺してしまいます。

細胞の活動をみると、全体の利益のために自殺するという、まるで戦時体制のよ
うな活動をしているように思われます。酸素のような毒ガスがあるなかで、生を
維持するということは、まさに戦闘なのかもしれません。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.10 (老化のメカニズムとテロメア)

ミスター売薬です。
老化のメカニズムについてようやくお話できそうです。
老化の原因は、まず酸素を利用してエネルギーを作ると、定期的に活性酸素が発
生します。ほとんどの活性酸素はSODや、グルタチオンペルオキシダーゼという酵
素によって消去されます。しかし定期的に消去軌道から外れた活性酸素が、組織
を傷つけます。DNAや細胞膜、その他損傷が多くなると自動的に自殺遺伝子にスイ
ッチが入り自殺してしまいます。
 細胞が自殺した後は、ゴミになりますので、細胞の掃除やのマクロファージに
よって掃除されます。そして空洞ができます。
 隣の細胞が、そのことをキャッチして、穴を埋め合わせます。すなわち細胞分
裂して、全く同じように修復してしまいます。
 これを永遠と続けていけば老化はしないはずです。しかし細胞分裂には、期限
があるのです。染色体の端の部分は、意味のある文字では書かれておらず、テロメア
という特別な文字で書かれています。ちょうど余白のようなもので、この部分が
ないとDNAが細胞分裂した際、バラバラになってしまうと言うことです。留め金の
ようなものでしょうか、
 そして、この部分は、細胞分裂した時に少しずつすり減っていきます。約60
回の細胞分裂で、完全になくなってしまうそうで、永遠に細胞分裂できるわけで
はないのです。
 若いうちは、老化を全く感じないと思いますが、30代40代となってくると
段々老化を感じるようになるんではないでしょうか。
 ミスター売薬的老化のメカニズムは、だんだん穴があくということです。すな
わちテロメアの60回の期限が近づいてくると段々細胞分裂を渋るようになりま
す。そしてもうこれ以上分裂できないとなると、隣の細胞が、不幸にして自殺し
て穴があいたとしても、知らんふりということになります。その部分は、陥没と
いうことになります。
 80歳を過ぎたころから急に体が縮んだりしますが、テロメヤの期限があちこ
ちで切れていて、細胞が死んでもほとんど補われなくなっていると考えられます。
 もしそのような状態の人が、骨折でもしたらもう分裂できませんので、どれだ
け手当てしても骨は、繋がらないということです。
 怪我について考えたいと思います。うちの子も4歳くらいの時骨折しています。
子供の骨折は、すぐに骨がくっついてしまいます。現在小4ですが、骨折の後は、
全く分からないくらい治っています。しかしテロメヤの事を考えるとその骨折の
回復のためにテロメアの回数券を他の場所より多く使っているはずです。
 そして、私くらいの40歳くらいになってくると、その部分が、痛くなったり
神経痛のような症状に悩まされたりします。実は私は、器械体操を中学の時にし
て、腕を怪我しています。その部分をどちらの腕だったかも忘れるくらいだった
のが、最近になって少し都合が悪くなってきています。
 腕の事を思うと今の売薬の仕事は、結構力を使う仕事なので、やめたいくらい
です。というのも酸素をたくさん使う仕事は寿命を縮める可能性が有るというこ
とです。
 今までの結論は、長生きしようと思ったら、酸素を余り使わない方がいいとい
うことです。つまりあんまり動かない方がいいのです。
 昔から長生きしている人は、裕福で芸術家のようにあまり動かない仕事をした
人だったように思われます。運動を全く否定しているわけでは有りませんが、体の鍛えた場所は、他の場所よりも組織のテロメアの期限が近くなって、歳をとると
早く老化してしまいます。場合によっては、動かなくなってしまうこともありま
す。 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.11 (一生の消費カロリー)

ミスター売薬です。
 家バエを同じ餌を与えて、狭い所で閉じ込めておくのと、広い所で自由に飛べ
るようにしておくのとでは、どちらが長生きでしょうか?
 ストレスを感じて狭い所の方が早死にしそうですが、実はせまい方が、長生き
することが証明されています。
 自由に飛べることは、酸素をたくさん使うということです。前回までの結論で
は、酸素を使ってエネルギーを作るつど活性酸素が発生して、老化のメカニズム
が働きます。
 呼吸したぶん年をとるということです。間違ってもマラソンンのようなスポー
ツは、するもんではないということでしょうか。
 
 動物が、一生の間に消費できるカロリーは、その種ごとに厳格に定められてい
ます。ハツカネズミは、一生の間に消費できるエネルギー量は、細胞1g当たり
20万カロリーが割り当てられています。
 他の動物もほぼ同じくらいです。つまり像は、70年も生きますがゆっくりと
したペースで、酸素を利用してエネルギーを作っています。
 人間以外の霊長類(サル類)では、1g当たり40万カロリー、そして、人間は
なんと80万カロリーということで、動物の中でもっとも、効果的に活性酸素を
消去しているといわれます。
 人間は、動物の中で最も知能が発達していますが、体の性能も一番良いようです。
 動物のようにサカリの季節もありませんし、人間に生まれてよかったですね、?

日本は、世界最長寿国になっていますが、大変めでたいことだと思います。しかし
男性と女性の平均寿命は、7歳も差があります。これはどういうことでしょうか。
いろいろな説があると思いますが、また一つの原因だけではないかも知れません。
例えば、男性は、やはり一家の主人として経済を支える大黒柱ですから、様々な
ストレスのある会社で一生懸命仕事をしています。そして、酒を飲むのもやはり
男性の方が圧倒的に多いと思います。タバコもやはり女性も増えたといっても、
やはり男性の方が多いでしょう。
 しかしもう一つ有力な見解として、男性の方が運動量が多いということです。
もともと歴史的にも男性の方が筋肉質にできていて、狩りをする役目は男性と相
場が決まっていました。

 誰がいった言葉か、「一病長寿、無病短命」、、たしか、健康カレンダーに書
いてあったような気がしますが、やはり無理をせずあまり動かない方が、いいか
もしれません。?
 ごめんなさい。うそです。運動は、大切です。適度の運動している方が、運動
不足より長生きということは、常識です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.12 (世界最長寿国の日本)

ミスター売薬です。
最近みんな若々しいですねー!
昔の60代と最近の60代では、随分と若さが違うように感じます。日本人が世
界一長寿になったことは、出生の死亡率の低下、医療の進歩、衛生、そして豊か
な食生活があげられると思いますが、なんといっても豊かな食生活によって老化
が遅くなったことがあると思います。
 ミスター売薬の考えは、豊かな食生活、欧米化した食生活こそが、寿命を延ば
した一番の原因だと思っています。どこの家の冷蔵庫にも卵がたくさん入ってい
ます。卵がこんなに安く手に入るようになったことが、寿命の延びに大きな影響
を与えていると考えています。ですから養鶏農家の方には、感謝しなくてはいけ
ないですね。また肉を食べることは、決して悪いことではないと思います。ミス
ター売薬の考えは、老化を遅くした一番の原因は、タンパク質、脂質の充分な摂
取に有ると思っています。
 細胞の基本は、タンパク質であり細胞膜は、脂肪でできています。細胞膜が弱
いと、脂質は活性酸素の影響の受けやすい場所ですので、細胞は致命的なダメー
ジを受けやすくなります。コレステロールは悪者扱いされやすいですが、細胞膜
の原料としてとても大切な脂肪で、低すぎるとガンが増えることが、知られてい
ます。
 むしろ菜食主義は大変危険な食生活だと思っています。肉をほとんど食べなか
った時代は、日本は文明のある国の中で、最短命国家でした。いわゆるアレルギ
ーのない健康的な食生活といわれる粗食の日本は、とんでもない短命国家だった
のです。アレルギーだらけの現代食は、悪い面もありますが、老化の進行からす
ると理想的な食生活ということが言えるかもしれません。
 もう一つ言っておくと、日本人は、長い間の肉をほとんど食べない食事だった
為に、植物性タンパクを使った食の文化が、大変発達した国です。ですから欧米
化した食文化が入ってきても肉中心の食生活にはならなかったということです。
動物性タンパクと、植物性タンパクが、1:1のバランスの食事は、日本独自の
食文化からきていて、外国にこのような国はないそうです。

このことが、偶然欧米化した食文化が入ってきて、謀らずもたまたま理想的な食
生活になってしまったのではないかと思います。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.13 (老化を防ぐ栄養素)

ミスター売薬です。
 老化を防ぐには、タンパク質が重要だと言いましたが、老化のメカニズムには、
活性酸素が関わってしますので、活性酸素を消去することが一番大切で、そのポ
イントは、抗酸化酵素のSOD、グルタチオンペルオキシダーゼの働きにかかってい
ます。
 このSODや、グルタチオンペルオキシダーゼという酵素は、基本的には、高分子
のタンパク質でできています。ですからタンパク質不足は、致命的に老化を速め
る可能性が有るのです。

 細胞は、ほとんど完璧に活性酸素を消去していますので、これ以上の消去は難
しい状態です。それでも定期的に発生する消去軌道から外れる活性酸素によって
少しずつ少しずつ損傷が蓄積していきます。ちょうど車のエンジンの摩擦のよう
に、1〜2万キロではほとんどエンジンの消耗は分かりませんが、10万キロを
こえるようになるとハッキリとエンジンの磨耗が進んでいき、ぽんこつになるよ
うに、長く生きるとだんだん老化はハッキリ現れてきます。
 人間の寿命の限界は、120歳と言われます。ところが大体110歳以内です。
これほど100歳を越える人が増えたのに110歳を越える人はいないのです。
現在100歳を越えている人は、ほとんどの人が、日本の短命時代の粗食を経験
してきた人たちですので、余程の素質のいい人たちに違い有りません。粗食を経
験しないこれからの人たちの中には、栄養状態の悪い期間が有りませんので、も
しかすれば120歳くらいになる人たちが出てきそうな予感です。

ビタミンCや、ビタミンE、ベーターカロチン、ポリフェノールなどの、酸化を防
ぐ抗酸化栄養素といわれるものが、老化を遅くすると思われている人もいるかと
思いますが、一部老化を遅くするとも有りますが、基本的には体勢に影響有りま
せん。
というのも細胞の中で発生する活性酸素が、老化と関係ある活性酸素ですが、細
胞は、自立して生きていますので、自分が必要と思わなければどんなに体にいい
という栄養素でも受け取りません。特定の栄養素をたくさん摂ったとしても、細
胞は、思ったように受け取ってくれません。むしろ栄養の不足が一番影響を与え
てしまいます。
 栄養不足によって老化を速くすることはありますが、何かの栄養素で老化を遅
くするというのは、難しいのです。そういう意味では、現代は、もうこれ以上老
化を遅くするのは難しいと思われるくらい豊かになったように思います。

ですから老化を遅くしようと言うことは、なかなか難しいので、体全体の老化は、
遅くなったのに途中のトラブルで、命を落としてしまわないように循環器の病気
や、ガンを防ぐことの方が、長生きする秘けつのようにも思われます。
その為には、酸化を防ぐ抗酸化栄養素の摂取は、大変役にたちます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.14 (高齢出産)

今日のお話は、ミスター売薬の意見ですので必ずしも正しいとは、限らない話し
です。
 さんざん酸素は恐ろしい、酸素や活性酸素の害を完全に防ぐことができないか
ら、必然的に老化するというようなお話ですが、果たしてそうでしょうか。

 ミスター売薬の持論は、世の中に存在する動物は、全て活性酸素の害を100%
完璧に除去しているということです。そうしなかったら、何億年も生命が、存続
するはずが有りません。酸素や、活性酸素は、大変厄介な毒物に違い有りません。
そのような厄介なものと共存しなければならない都合上、その消去システムの中
に生殖と、死も含まれると思われるのです。
 活性酸素は、予測不可能な形で害を与えます。ですから、動物も皆子孫を残し
ます。同じ個体が、いつまでも存在することは、不可能なのです。そして魚であ
れば外敵が多いからでしょうが、たくさん卵を産んでより俊敏で、生命力の強い
個体が生き残ります。
 選択的に生き残ることを通して、予測不可能な活性酸素の害もついでに消し去
って子孫を残しているのです。
 人間の場合は、昔は、たくさん子供を産んでいますが、最近は、すくないです
よね。
人間の場合は、そんなに死にませんからそんなに生む必要有りませんよね。しか
し自然淘汰の法則は動物と同じように働いています。ランダムに奇形がうまれる
ことは有りますが、早死にしたり結婚できなかったりして、子孫を残しにくくな
ります。
 遺伝子に異常のないしっかりした子孫が引き継がれるようになります。

 昔たくさん子供を産んだ兄弟では、初めの方の子供が大きく、段々身長が小さ
くなったりする兄弟も有ります。必ずでも有りませんが、なんとなく長男が、丈
夫で、下の子が弱くて下の子の方が早く亡くなるケースも見受けられます。
 やはり適齢期は有ると思います。30歳を越えた初産は、ダウン症という先天
異常の子供が通常より生まれやすくなります。経験的にミスター売薬の狭い視野
で見ていると、どうも30歳を越えた初産で、あわてて年子で立続けで生んだ2
番目か3番目に奇形が産まれる可能性が高いような気がします。母体の調子にも
十分気をつける必要は有ると思います。
あとは、食事です。最近の若い人は、妊娠していてもファーストフードを食べる
ことが有るんでしょうか。妊娠したら気をつけるかも知れませんが一番大事なの
は、妊娠初期2〜3ヶ月以内ですので、普段からの食生活が大変大切です。
 最近太らないように指導するお医者さんが多いようですが、栄養には細心の注
意が必要だと思います。
 葉酸などの入ったビタミン剤を補うのもいいと思います。特に高齢出産の方は、
気をつけたいですね。
 実は、ミスター売薬も30代の妻を初産させています。その時は、葉酸の事は、
知りませんでしたが、何となく栄養が心配な生活をしていましたので、亜鉛の多
いカキ肉エキスという健康食品をたくさん摂らせました。
 おかげさまで五体満足な子供が生まれました。ちょっと貧しい生活をしていま
したので、奮発して健康食品をとったことで、本当に助かった気がしています。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.15 (高齢出産の訂正)

ミスター売薬です。
NO.14の高齢出産についての内容について、読者からの指摘が有りましたので、お
伝えいたします。ミスター売薬の思い違いが合ったようです。またまたお詫び申
し上げます。

『『『
はじめまして。ニシダと申します。いつもメルマガを楽しみにして
おります!!
ところで、8/31配信号の一部について、一言お伝えしたく、メールを
差し上げました。
と、言いますのは、「女性の加齢が、妊娠・分娩・あかちゃんの
予後に悪い影響を与えるものではない」という最近の研究結果が
発表されているからです。(母体に内科的合併症がある場合は別ですが。)

また、ダウン症の発生率も、20代出産では・・・1400人に1人
          35歳以上の出産では・・・ 500人に1人   
ということで、加齢により発生率は上がりますが、全体からみれば僅かと
考える事ができるようです。

    *参考* 「女性のための健康管理」日本産婦人科学会公開講座
          日時:1998.11.26(木)
          会場:フェスティバルホール(大阪)
          講師:村田 雄二 (阪大医学部教授)

もしかして、読者の中には高齢初産を控えておられる方もいて、不安を
感じられたら…と思いましたので。年齢よりも、母体の健康管理が第一
ですよね。そして、「コンサルテーション」(医者を上手に利用すること)を
実行したいものです。

それでは、次回メルマガのお役立ち情報を楽しみにしています (^o^)
                            』』』

ニシダさん情報提供有り難うございました。
よく考えてみると生まれてくる時は、遺伝子の設計図さえちゃんとしていれば、
高齢出産であろうが若い出産であろうが、かわらないはずですよね。
 でもやっぱり、ミスター売薬の経験上、高齢出産は、体力的にも色々な面で母
体も大変な気がします。
 少子化が進む時代で晩婚も多くなっていますが、許す限りは、なるべく日本の
為にもたくさん子供を生んでもらいたいと思います。その為にも早めに結婚して
20代には子供を生んでほしいと思います。長い人生の中で、子供を生むという
時期は、そんなに長い期間では有りませんので、一番いい時期に生んでいただき
たいと思います。(許す限りですが)

それとダウン症とは関係無いかも知れませんが、葉酸というビタミンは、脳や脊
椎の先天異常を予防する効果が有ることが知られています。ただし妊娠4週間で
神経管が塞がってしまうそうで、それまでが大切だそうです。それまでに間にわ
せる為には、最低妊娠の1ヶ月まえから葉酸の摂取には気をつける必要が有りま
す。
 神経管障害の有る子供を生んだ女性は、また同じような子供を生む確立は、
5%あるそうですが、葉酸を含むマルチビタミンを補ったグループでは、0.6%だ
ったそうです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.15 (アンチエイジング)          

ミスター売薬です。
不老について、今日は、考えてみたいと思います。
長生きしている人を見るとほとんど、病気になりにくい先天的な恵まれた体質と、
前向きな考え方をする人が多いようです。
 ミスター売薬的考え方だと栄養でも老化を遅くするものはないということです。
先天的に恵まれた体質を持っているということは、病気になりにくい体質を持っ
ているということです。
 ところが、最近知ったことですが、アンチエイジング(不老学)を研究して
125歳まで生きようとしている人たちがいることを知りました。
 薬では、老化を遅くする薬が有るかも知れません。この分野は、まだまだ分か
らないことも多いようですが、研究が始ったばかりですので統計がとれるような
る頃には、自分の寿命には間に合いませんので、医療の専門科を中心にして、見
切り発車的に研究と実践が、進めれているそうです。

 老化の原因をおさらいすると、まずは酸素を使ってエネルギーを作ると、定期
的に活性酸素という反応性の強い酸素が発生します。その酸素が、一定の割り合
いで、細胞を自殺に追い込んでしまいます。どうして、一定なのかよく分かりま
せんが、とにかく一定の間隔で、細胞が死滅し、それを感知した隣の細胞が、修
復します。すなわち、細胞分裂して元通りその穴を埋め合わせます。そのとき完
全に元通りの細胞に修復されるのであれば、老化は起こらないはずですが、DNAを
納める染色体の留め金の部分のテロメアという部分のコピーが不完全にされます。
すなわち分裂する度に、少しずつすり減って、60回くらいの回数券が切れた時
に、分裂できなくなってしまいます。このようなことが体のあちこちで起こるよ
うになると、様々な臓器が衰えて、機能が低下します。このことで老化が進んで
いきます。
 ですから、テロメアが老化を刻む時計的な役割をしていますので、このテロメ
アを延ばすことができれば、125歳といわず150歳でも200歳でもいけそ
うな気がします。
 テロメアは、生まれた時一回だけテロメラーゼという酵素によってリセットさ
れます。そう思っていましたが、どうも完全にリセットされるのは、生殖細胞だ
けのようですが、少しずつは、テロメラーゼの働くことは有るようです。
 考えてみれば皮膚の細胞は、常に垢が出て新陳代謝しています。とても通常の
テロメアでは、間に合いそうに有りません。
 骨髄にしても、4ヶ月の寿命しかない血液を毎日つくりだしています。この部
分も60回の分裂では、間に合いそうに有りません。
 ところが、皮膚の細胞をみると紫外線のあたった場所は早く老化します。そし
て大体、体の寿命と同じようなバランスで、年をとっていきます。やはりテロメ
アの時計効果は60回じゃなくても正確に時を刻んでいくようです。少しずつテ
ロメアが補われながらも一定のペースで、テロメアが短くなっていくと考えられ
ます。
 
今日はちょっと中途半端になりましたが、次はアンチエイジングについてもう少
し考えていきたいと思います。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 16 (アンチエイジング2)

ミスター売薬です。
アンチエイジングの続きです。テロメアということがキーポイントになりそうで
すが、現在様々な研究がされていますので、もしかすれば近い将来とんでもない
老化を止める技術があらわれる可能性も有ります。
 ミスター売薬の知っている範囲でしか言えませんが、まずはテロメアが少しず
つすり減っていく原因は超ミクロの世界の目で見るとやはり活性酸素だそうです。
それなら活性酸素を除去する抗酸化栄養素をどんどん摂取すればいいと思われる
かも知れません。
 しかし前からお話しているように細胞は、血液の中に特定の栄養素がたくさん
流れてきても理由なく受け取りません。そこで特別に細胞の中に入りやすく加工
したビタミンCを開発して、細胞内のビタミンC濃度を高くして、細胞分裂の際、
テロメアのすり減る量を遅らせることはできないのかということで、ある種のビ
タミンCが開発されています。
 すこし効果は有るそうです。まだ安全性など確認中のようで、近々私達の前に
あらわれると期待しています。
 
 NO.11のハエの話しを覚えていますでしょうか?酸素をたくさん使ったハエが早
死にするという話しですが、人間の場合ちょっと違うかも知れません。万物の頂
点に君臨する人間が、ハエの生態とはくらべる方がおかしな話しだったかも知れ
ません。
 確かに酸素をたくさん使うとその分早く老化するとは思いますが、筋肉をトレ
ーニングすると筋原繊維が壊れますが、その刺激によって成長ホルモンが多めに
分泌されるそうです。そして成長ホルモンが多く分泌されるとさらに丈夫な筋繊
維を作るようになります。
 また成長ホルモンが分泌されると、細胞分裂も促進されて、体の壊れた部分を
修復します。
 というと、成長ホルモンは早く老化させてしまいそうですが、成長ホルモンは、
どうも細胞分裂の際のテロメアの消耗を減らす効果も有るようなのです。ですか
ら筋肉トレーニングは、老化を遅くする可能性が有るということです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO.18 (成長ホルモン)

ミスター売薬です。
成長ホルモンについての続きです。
 成長ホルモンは寝ている時に多く分泌されます。寝る子は育つというように、
寝ている間に人間は、成長し、壊れている部分を修復します。ですから、夜の食
事は特に大切で、ビタミン、ミネラル、そしてタンパク質は特に充分摂取する必
要が有ります。夕食をディナーといって一日で最も豪華な食事を食べるのは、世
界共通の道理にかなった体の自然の要求からきています。夕食はミスター売薬も
必ず肉か魚をたっぷり食べています。
 
 睡眠時間の理想は、7〜9時間だそうです。たっぷりの睡眠時間は成長ホルモ
ンを十分に分泌を促し、体の若さを保ちます。
 コルチゾールなどの、抗ストレスホルモンの分泌によって成長ホルモンの分泌
は減るそうです。
 ストレスが多いと身長も伸びにくくなります。ちょっと悲しい事件を思い出し
てしまいました。今みたいな虐待によって子供を殺してしまう事件が、余り多く
なかった時代のこと。
虐待によって子供が殺された事件の特集をしていましたが、とてもその年令の子
供にしては、極端に背が小さい子供でした。様々な部分の骨折があり、大変悲惨
な虐待を受けたあげく殺されてしまいました。
 プレッシャーも成長時期には余りよく無いかも知れません。
 勉強もほどほどに、した方が身長がのびるのではないかと思います。

 100歳を越えた人の共通点に、くよくよしない性格とか、気持ちを転換して、
前向きになれるようなことが有るようです。このような性格も成長ホルモンの分
泌を促進することになるのかも知れません。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 19 (エストロゲン)

ミスター売薬です。
 アンチエイジングを研究している人たちは、成長ホルモンを注射で補う療法や、
舌下の薬などで補う方法も有るそうですが、まだまだ高価なので、成長ホルモン
を促進する睡眠をきちんととれるように、メラトニンというホルモンを補うこと
を勧めています。
 40歳になるとメラトニン分泌量は下リンクのグラフを見ると10代の5分の1
にまで下がります。
 少なくなった分泌量を薬で補うことは、悪い事ではないようです。
メラトニンは若返りの奇跡のホルモン剤として、注目されています。
 成長ホルモンの安全性については、色々な意見があるようですが、使うのは最
終手段で、その前に、1.よく寝る、2.筋力トレーニング、3.眠りにくければメラ
トニンを補う、など自力で成長ホルモンを分泌を促進する努力をすることが取り
合えずできることだと思います。
  http://www.life-clinic-i.com/anti-aging.htm#hrt

 ところで、成長ホルモンがたくさん分泌されると長生きするという証拠はありま
せん。女性より男性の方が、成長ホルモンの分泌量が多いのに、男性の方が寿命は
短くなっています。成長ホルモンによって筋肉が増えると、基礎代謝も増えて、黙
っていても危険な酸素の輸送量が増えます。
 プラス面と、マイナス面が有るような気がします。
 
 一方、女性の場合は、エストロゲンが若返りのホルモンでこれもテロメアを延ば
す効果のあるホルモンのようです。しかしガンを増やすことが知られています。エ
ストロゲンを補っても、ガンにならなければ長生きできそうです。
 それに声のトーンが下がらないのが、魅力的です。アメリカの方が、ガンのリ
スクを減らす方法が、いろいろ研究されているようです。
 
 まだまだ、絶対的に長生きできる方法が、はっきりしているわけでは有りません。
今後アンチエイジングについての話しを聞くことが有るかも知れませんが、
今後の研究の進展が、注目される分野です。