後ろのタイヤを取り付け、フレーム本体と結びつけているスイングアームです。U字の先端にホイールベアリングがはまってリアタイヤを受けるようになっています。ここにはリアタイヤに取り付けられたドリブンスプロケットに対して、チェーンを介してドライブスプロケット、ミッションからの強大な力がかかるので、オートバイ各車種、さまざまな工夫で強度を持たせてあります。また、ここはばね下重量となるので、操作性向上のためにはなるべく軽量にしたい部分でもあります。

最新のスーパースポーツマシンなどでは押し出しアルミニウム片もち(J字のように片側からだけタイヤを支える)などもありますが、ZZRでは比較的オーソドックスなU字型の両軸受けタイプです。写真ではアームが伸びておりますが、これはリアブレーキキャリパーを支持するアームです。後のかたどり>複製の過程でパーツ構成が簡単になるよう、現段階ではスイングアームとリアキャリパーは接着していません。マスキングテープで仮止めしてあるだけです。
そばに2つあるのが同時に作ったフロントブレーキのキャリパー。で、上にあるのが100円の0.5mmシャーペンなので、それから大きさを想像してください。
スイングアーム本体は積層プラ板(1mmx3)からの削りだし後、0.3mmプラ板で一枚張って表面を滑らかに処理しています。そばのキャリパーはプラ板に2mm、3mmのまるプラ棒で細工したものです。