
ツアラーやスーパースポーツなどの長距離・高速走行を前提としたマシンでは、走行風がライダーに当たって疲労するのを軽減するとともに、空力を考慮してライダーという大きな物体が直接走行風に当たって走行の抵抗にならないような風の流れを形成するカウルがついております。このカウルはさまざまなデザインがあり、それぞれのマシンのスタイルを象徴するものになっております。
整形はまず、アッパー・サイド・アンダーを別々にプラ板から形成、したのですが・・・左右が合わない。高さが違ったりゆがみが発生してしまいました。そこで、いったんメインのフレームからサブフレームを外し、それにすべてのカウルを組み付けた状態で全体の形を整えました。現状はこの写真のように上から下まで一体になっています。複製をとるときにこれを分解し、それぞれを複製することになります。
カウルは当然転倒すれば傷ついたり割れたりしますが、交換すると1枚5万円・・・。フルカウルのマシンに乗っている方は転倒などなさらぬようお気をつけめされ。(2004/8/8)