早稲田通りから、都電荒川線の駅へ
降りる直前の坂。坂上からは神田川
が見えます。
早大のそばの大日坂が削られてからは
地元で一番愛してる坂。連ドラのロケ
なんかも昔は見かけた…。
人通りはあまりない。夜は、ちょっと
何か出そうな暗さです。
夕暮れ時に立つとすごくいい。
関口の芭蕉庵。
中で催し物がある時以外も、
出入り自由っぽい。
式場で有名な椿山荘の尻に
へばりつくような位置にあ
ります。
胸突坂とあわせて、この文
京区関口周辺は感じが残っ
ている名所図会のままです。
もなくなって、縁日は火の消えたようです。江戸から続く
高田富士もここ。公園の池によく落ちました。
境内ののぼりが多くて、少しまがまが
しい感じが拭えない(笑)。町内会が
祭りからテキヤを追い出したら、活気
日記にも書いた水稲荷。
公園を擁して、案外懐が
深いのです。
上の芭蕉庵を横に、神田川から
目白へ登る胸突坂。撮れてない
けど、すごい傾斜の急坂です。
交通量が半端じゃない…自転車、
ベビーカー、スクーター、押して
登るのじゃない、乗って下りてく
るのです。住民すごいガッツです
…信じられません住民…。
ていうか命知らず。
戻る
鳥居やのぼりの赤を見ると、なぜか
泉鏡花のイメージ。
目白といえば江戸五不動の一つ、目白不動。
ただしここはもう雑司ヶ谷に近いです。
中井英夫「虚無への供物」ではじめて、他に
目赤不動や目青不動や目黄不動があるのを
知った私…ギャグみたいだ…。
門前に不動さんが怒ってますが、反対側に
ちゃんと菩薩様が微笑んで、バランスとっ
てます(笑)。
その外の車庫に下がって
た半鐘。
いつ使用するのだろうか。
叩けといわんばかりに撞木
も添えてありますが(爆)
いつも池袋へ行くのに、交通機関を使わないで、歩いていきます。3キロぐらいかな…。
早稲田〜面影橋〜雑司ヶ谷〜池袋で、ことに
雑司ヶ谷鬼子母神のあたりは戦災を受けずに
古い家並みがあるらしい。これは途中の天祖
神社。
この幕が威風堂々でよくってねえ…。
鬼子母神の手前で、都電荒川線の踏切。ここに夕日が当るとイッセー尾形のイラストみたい。
「今日は、まっすぐ帰る日です。」東京ガス。
ゴーーーーーーーーーール。
つい巣鴨のとげぬき地蔵まで、池袋から都電に乗っちゃいました。歩いても一時間くらいですけど…夏は命の危険があるので。
ここの塩大福に引かれてたびたび行きます。
むちゃおいしい。それと、露店の食い物も安いんですね。お好み焼きが150円〜。
今日は江戸六地蔵百万遍供養の日でした。
番外・高田馬場。
ガード向こうの落合
寄りに、木造のしもたや
発見!所在といい、外観といい往時の都筑道夫の下宿にそっくりです。
ファンは詣でましょう。
補遺・雑司ヶ谷鬼子母神、夏市。
雑司ヶ谷といえばウブメの夏ですが(笑)いかさまこの
あたりなら凄かっただろうな…今も、都電沿いは恐ろし
いほどさびれてます。風情があるというより、時がよど
んでぬるまった感じ…。
鬼子母神の参道、大ケヤキの列はまだあります。でかい
のなんのって、忍者が飛び交いそうな巨木であります。
石畳はあるけれど、両わきの店はもう、軒のひくいのが
わずかに痕をしのばせるばかりで、みんな住宅。
本堂の奉納絵馬。
鬼子母神伝説にちなん
でざくろの実を描いた
もの。
子育ての神様です。
ざくろが人肉の味って
何だかな…萌えますね
(笑)。
境内に古くからある
駄菓子屋さん。
この日はお祭り仕様で…
名物のススキで作ったみみ
ずくも細々と売っていまし
た。火伏せの藁蛇といい、
こういうものをせっせと買う
のは祖母の世代まで…。
その横にあった「猫募金」。
「ありがとう!」って何…。
野良猫の育成募金なの?
(笑)
それともここに描いてある
トラちゃんとおぼしきアイ
ドル猫が、境内に住みついて
いるんでしょうか。
候補3匹は見たな。
夜店が明るいだけ、周りの闇が深い
感じがして気持ちいい。
こういう切ない賑やかさ、ものがなしさ
の中を殺人犯人が駆け抜ける、そんな
クライマックスを持った探偵小説が読
みたいわ〜。(好み泥臭いんです)
それにしても日本の建造物の紅色って、
淫靡に思えて仕方がない。