緋
向
子
様
1.なぜこの二人か?
 それは、この二人しかつくれない、歪んだ恋愛というこのが私の頭に入り込んでしまったからで
ございます。おそらく彼らを取り巻く人間にはほとんど理解されないだろう二人の愛の(?!)世界
です。これをるろ剣男性キャラでやろうと思ったら、他のキャラでは話になりません。そこなかた、
これから書いてあることを読んでも怒らないでください(お願い)。気違いのたわごとと大目に見て
くださいまし。
2.萌えポイント
その1  強情張って、なかなか言うことを聞かない津南君と、それに怒って滅茶苦茶に彼を殴る斎藤。
あれですな、うら若いご婦人がご寝所のなかで、「いやーん。」などと恥ずかしがってみせて(笑)男の方が物凄く燃えて
しまうという、前戯みたいなものですね。(大笑)(ほんとにそうか?)
…どうでもいいけど何故私はしりあす、とか、耽美、とかができないのだ?
その2  斎藤は津南を虐待しますが、刃物は使いません。やるとしたら、子供が自分の持ち物に名前をいれるのと同
じ感覚で、一度しかやらないと思います。
…だから、他の男の名前の入れぼくろに煙草をじぅ、なのか…?
その3  私がこの二人で一番萌える趣向というのは、他の男たちに輪姦され、傷だらけで乱れた着衣のまま井戸の
水を頭からかぶっている津南と、それを冷然と見つめる斎藤というものでございます。後で斎藤はその連中を惨酷に
なます切りにして殺してしまうのですが。
…わたくし、ただいまこれを書きながら、”大丈夫か自分。”と、自問自答しております。(病気ですね、これ。)
その4  私の斎藤は、津南の発行する反政府の出版物に関して彼を脅しにかかるわけですが、(直接やらせろなどと
野暮なことは申しませんが。)「一体何が目的だ?」と、いぶかしがる津南君の、髪から顔のラインを触れるか触れない
かぐらいになぞる手袋を嵌めた斎藤の手の感触というのが…。(病気確定)
その場では斎藤はとりあえず去っていくわけですが、津南君は斎藤に触られたその部分が痺れたようになってその場
から動けないのでございます。彼は、無理やり捩じ伏せられるだろうという状況にも反応しているみたいですね。

2.それはどのような関係か?
津南は捕食されることを望んでいる獲物であり、斎藤はその罠にかかった獣である。
親からは情愛などかけられることなく、武士としての強さだけを求められて育った愛情がどういうものかも分かってい
ない斎藤と、幼いころから奉公に出され、自分の親の代わりに盲目的な愛情を注いだ隊長が理不尽に処刑されるの
を目のあたりにしたために心の一部が歪み、麻痺した克君の、意志の疎通が存在しない、愛をと呼ぶには純粋な二
人の欲望の物語でございます。
斎藤は津南を虐待することでしか自分の感情を表現できず、克君は克君でそれを受け入れながらも、斎藤の態度に
自尊心を傷つけられ自分の感情をもっと歪ませていきます。
彼はなぜ自分の心が虚ろになってゆくのか理解できず、その空虚さを埋めるために他の男と愛し合ってしまうのです。
怒り狂う斎藤。その男の前で克君をやっちゃった(冷や汗)あげく、刀突きつけて二度と近づくな、と脅すんですが、
その男の方、なかなか骨のある方で、克君に、上海か蝦夷地にでも逃げよう、と提案して、二人でトンズラこく(死語)
のです。
それに気付いて斎藤は二人を待ち伏せし、克君の目の前でその男を殺してしまいます。その男には津南が下書きを
した入れぼくろが左肩にあって、それごと心臓を貫いて、即死させるのです。
津南はその男の返り血にまみれ泣きながら斎藤に縋り付いて”自分を殺してくれ”と叫びます。それを呆然と見下ろす
斎藤。
私にとっては、これがこの二人にとっての甘々なのです。(笑えない。)
以上が表面的な説明でありますが、裏面を説明すると津南は狩られるのを望んでいる獲物でありますので、自分で
意識してはいませんが斎藤のサディズムを誘発する目的で他の男と関係を持つわけです。彼は無意識の中で、狩る
もの(斎藤)を挑発しようとしているのです。
他の自分を大切にしてくれる情人と逃げたところで、その先にあるのはただの倦怠であり、彼は自分がそんなことを
望んでいないのを知っているのです。

斎藤が津南を手にかけて殺してしまうことでゲームオーバーになるのですが、斎藤にはそれができません。きっと彼
は自分が罠にかかったことに、どこかで気づいたのでしょう。
この津南のアンビバレンツは、10代の王子様を夢見る乙女が甘々の恋愛にあこがれつつ、マノンレスコーのような
悲劇的な恋愛を夢見るようなものかもしれません。(どういう比喩だ。)
3.おすすめ逢引スポット
その1 取調室
後ろ手に手錠をかけられて、うつぶせに机の上に押し付けられた克君なんか良い図ですな。ここだとどんなに悲鳴を
あげさせてもいいわけです。

その2 斎藤の東京の別宅
静かな場所にある、こじんまりとした瀟洒な邸宅。一人の品のよい老僕つき。
どういう経歴で斎藤がこれを所有しているのかは不明。

その3 屋形船の中
…これは他の男が克君を抱いてる姿を斎藤が、冷然と見ているという妄想と対になっております。どういう経路でそう
なるのだ?と聞かれても、妄想は理性以外のところ(私に理性以外じゃないところなど存在するのか?)からでてくる
ので仕方がない。おおかた斎藤が任務の上でそういうことが必要になったか、さもなきゃただの彼の変態趣味なので
しょう。(斎藤ファンが怖くないのか、自分。)

花火見物の喧騒の中で…なんていいですな。
4.二人に着こなしてほしい浴衣
残念ながら私は浴衣になじみがないので、空想のしようがありません。(褌も同様)ただ、”喧嘩買います”塔の模様は
できれば避けてほしいですね。
回答:緋向子さま ありがとうございました。
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