第七回 我、敵前逃亡す

(97.2.16放送分)


(矢古女)
今回の『毛利元就』はなんかねえ、私、とおってもいろんなことを考えてしまいましたよ(笑)井上鶴ちゃんて、いつも家来と一緒なんだねえ。で、何だって?
「殿が桂に心を移されたら困る」
・・・・・・・・・。
その桂は桂で、尼子経久と、手を握りあってなかった?(笑)。なあんか、この緒方拳、スキンシップがお好きならしい(爆)
(三楽堂)
井上の家来二人は、おそらくは重要な役どころ。つまり、井上一族とはいっても今のところ元兼しかいない。で、あの二人も後に一緒に誅殺され、いかにも大勢殺されたように見せる。そのために存在するのだと思うな。しかし、桂&相合母子チーム(昼メロ不倫愛路線)、元就&杉・久チーム(日曜お笑い人情路線)にくらべて、井上主従チーム(日曜朝元政治家対談路線)はいかにもわびしい。でも、どこも仲がよさそうだから、席がえなんかしたら大変だなあ。武田ずっこけ三人組(昼どきいいとも路線)の敗者復活はあるのか。そして、チームを作らない渡辺、志道の今後の動きはいかに・・・?
(矢古女)
ところで、桂さんと相合さん、そして元綱とお松ちゃんがいたシーン。おかしなシチュエーションだ、と思ったのは、私だけ?(笑)お母ちゃんと桂が一緒にいて、違和感ちゅうものは感じないのだろうか? とくにお松さん(笑)。がしかし、やたらしっくり溶け込んでたなあ(^^;)
(三楽堂)
それにしても、桂と相合の方、もはや密会するまでもなく、月夜丸と松姫二人の子供の公認の仲のようですなあ。あと、桂広澄の心情が相合の方へちらりとほのめかされましたね。
大意:「あの殿(興元)には任せておけぬ。井上は自分のことしか考えない。渡辺は戦うことしか頭にない。志道はいまひとつ腹のうちがよめない」
現代語訳:「四人とももう少し、わたしのことを考えろ」
月夜丸には、「はやくおとなになって、わたしの相手をして(正確には、片腕となって)下され」と言っていたが、元就のことが眼中になさそうね。
(にゃぐ)
あぶねぇな。いくら勝と上手くいっていないからって、露骨にそんなこと言わなくたってぇ(笑)いったい、どーーやって、相手をしろと・・・。ロリの趣味はないようだな・・・、桂・・・。
(ぺら)
おおっと、なんかニュアンスが違ったような気もするが。(笑)
(矢古女)
相合一家に婿入りしたらしい桂広澄てえのは、寂しがり屋さんだね(笑)元就のぼやき、っていうのは、趣味が昂じて生きがいになり、ついには芸術の域にまで昇華しそうな勢いがあるけど(ホントか?)、広澄は、愚痴が、マジだよ。救われん(笑)
(ぺら)
そういえば元就って、ぼやいた後に急に元気になっちゃっていたな。「気持ちがしおしおする」って表現は気に入った。(笑)
(矢古女)
そうそう、祝・お久の復活!>ALL(爆)
(三楽堂)
杉の方は、念仏からまたまた化粧へ逆戻り。
杉「久。わたしは母親らしゅう見えるか?」
久「どこから見ても立派な母親でございまする」
杉「それでは困る。元就様を見た人が『こんな大きなお子様がいるとはとても見えませぬ』と言われるようでなくては」
そこへぼやきにやってきた元就を見て、久が「あ〜ら、こんなに大きなお子様がいるとは、とても見えませぬぅ」とぶちかます。さっそく「ぼやきの多い男でございまするな」とチェックいれるお久、健在。一発で見抜かれるなよ、元就。しかし、登場して早々にぼやくとは、先が思いやられる(いや、楽しみじゃ)。自称「頭がよくなった」杉の方と、「何を苦労したか御存じない」お久のコンビがまた見られるのですねえ。しかも、今度は元就というおかずがある(笑)。あわれ元就人身御供〜。
(Nara)
おぉ、ついに復活ですか。^^ 楽しいですね。このコンビ。^^
(三楽堂)
この頃、笑いなしには、大河ドラマ見れない。この傾向は「八代将軍吉宗」あたりからかな。やはり、ジェームス三木って、すごいんだなあ。「独眼竜政宗」(これ、今でも大河ドラマやる人にとっては、ひとつの目標らしい)と「吉宗」で二回も低迷する大河ドラマを救ってるんだものなあ。
(矢古女)
あらすじだけを見たとき、「吉宗」と「元就」と、似たとこがあるかな、って思ってたんですよね。ドラマの最初のころは母子関係、後半は父子関係。どちらもまあ、サクセス・ストーリーだし。ついでに、美醜へのこだわり(笑)
ある日の吉宗(頼方?)と加納久通、いや、西田敏行と小林稔侍との会話:
西田「久通、おれは醜男か?」
小林「さ〜それは」と、回れ右するのを、西田、捕まえる。
西田「目を、そらすな」
小林、観念する。
「吉宗」の時は、早世する美人系・長生きするそうじゃない系と、かなりはっきり、分かれてましたよね。「元就」では、それほどではないような。・・・・・・・・。何書いてんだ、私は。
(にゃぐ)
そうなのかあ。うん、政宗はたしかに素晴らしかったよなぁ。全部ビデオに撮ってはあるんだけど、ベータなんだよなぁ(泣)ケーブルTVで再放送してくれないかなぁ・・・。
(矢古女)
今回は、福原のおにぎりおじいちゃん、かっこ良かった(?)ですね。
(三楽堂)
かっこいい、なんてもんやあらへん!福原広俊、ポイント加算! 勝手に京都から戻ってきた興元に、みんなが大変だ大変だ、と騒ぐ中、「わしの首を差し出せぇっ」の一言で、みんな黙っちゃった。ああいうじいさんになりたいぞ(笠智衆もよい)。しかし、真似してやったら本当に差し出されかねないな。一言言っておかねば。
「危ないのでよいおじいさんは真似をしないで下さい」
(Nara)
福原さん、今まで目立たなかったですからね。^^;; これは楽しみです。^^ でも、「おにぎり」っていったい!?
(ぺら)
これは第1回の放送でのこと。尼子が攻めて来たとの情報にみんなが集まったんだけれど、けっきょく何事もおこらなくって、無駄足だったと怒って帰ろうとした家臣たちに、福じいは「せっかく作ったんだから」とおにぎりを配ってたんだよね。これが、なんとも人がよさそうでかわいかったのよ〜。
(にゃぐ)
あらあらみんなしてっ!(笑)どうしちゃったのかしら、いったい・・・(爆)
(矢古女)
相変わらず、義興と経久は、強そう。
(三楽堂)
そしてまた、細川大内の「静かなる怒り」がこわい〜。 スキンシップの好きな緒方尼子もコワイ〜(笑)。上司にするならどちらを選ぶ?と聞かれたら、弱ってしまう。興元でも困るしなあ。宍戸武田もいやだなあ。宍戸元源(石田太郎)なんかのところがけっこうまともかも。宍戸海賊が毛利四天王の一人になるし。そろそろ出てくるかなあ。
(ぺら)
細川大内は静かなんだけれども、とても迫力があるよな。 やっぱり、大内とか緒方尼子とかが出てくるとなんとなく画面がしまってくるような感じがする。
(矢古女)
一方で、橋ちゃん元就は、興元兄ちゃんに斬られそうになった元兼をかばうし、揚げ句に兄弟で抱き合うわ・・。消化不良起こしそうだ(おいおい)でも、やっぱ、橋ちゃんも篤郎さんも、演技は上手いよね。
(三楽堂)
ああ、でも興元と元就って、仲がよくてよかった(爆)。とかく黒い噂もあるだけに、ドラマくらい仲の良い兄弟でいてほしい。できれば月夜丸(相合四郎)もね。
(ぺら)
でも、旧サンフレッチェはなかなかに仲がよさそうなだけに、元就がどんな顔をして元綱を誅殺するのかが気になってくるなあ。やっぱり元綱は琵琶法師の『平家物語』を聞いているときに殺されちゃうのかな?う〜ん、かわいそう・・。
(三楽堂)
ただちょっと、鼻水たらしすぎだと思うなあ。興元。あれ全部涙でもないでしょ? しかし、渡部はいいですね。「静かな生活」って映画みたいなと思っているんですよ。渡部が作家大江健三郎の障害をもった長男の役を演じていたんです。あれも弟、妹三人の話であった。監督は大江の義兄伊丹十三。今回も別の意味で傷を負った役どころですね。
(矢古女)
始めの方では、興元・元就・元綱と、三つ星旧サンフレッチェがいっしょのシーンもあったのに、後になって、あんなに興元と元就が、仲良くしちゃったらなあ(^^;) あれじゃ、元綱だけ、仲間はずれにされてしまう(涙)。おいおい(^^;)。じゃあ、第2世代・本家サンフレッチェでは、隆元兄ちゃんだけ、仲間はずれ・・シャレにならなかったりして(^^;)
(ぺら)
兄ちゃんたちは二人でもりあがってるし〜、やっぱり桂さんかねえ。桂さん、親子どんぶりなのね、すごい・・。
(三楽堂)
兄上の病気をなおすのが先決だ、と短絡的というか、頭の回路が常人と違っている元就、兄貴に嫁さんを見つけてきてしまうのですな。宝塚ファンおまたせ、雪の方(一路真輝)、愛猫めめ(!)を抱いて次回、御輿入れです。子役の次は動物だぁ。
(ぺら)
しかし、素敵な月夜丸くんにも、はやくお相手をみつけてあげたいよな、うん。まったく余計なお世話ではあろうが。(笑)


(元就)
本日の教訓。気持ちがしおしおする時は、ぼやくのが一番


われにかえる。