第十回 初陣の奇跡

(97.3.9放送分)
(ぺら)
今回の『毛利元就』、ぼやきながらも要所はキメて、勝利をあげた元就でした。元綱は鎧姿がステキだったわ〜。(ほれぼれ)兄と力を合わせると言ったり、戦場で飛び出す兄を心配したりと、まだまだ兄弟仲は悪くはなさそうだったんだけれど、最後のほうでは複雑な表情になってたよなあ・・。私がいちばんくらくらしたセリフは、相合元綱の「元綱は桂殿と共に行きたい(生きたい?)のだ」ってヤツ。いやあ、松寿丸の「勝に誉められたいのじゃ」に匹敵する、露骨な愛情表現だわ。ま〜ったく、この兄弟ってば、迫り上手で。(笑)
(三楽堂)
相合元綱、もう桂の自家薬籠中のものですな。元綱はもうお父さんと思っちゃってるのでは。そしてやばそうな雰囲気。元就ばっか誉めるんだものね。福原じいもノー天気で。先々週、「わしの首を差し出せぇ」とやってた人物とは思えん。
(矢古女)
福原じいにしてみりゃあ、元就は孫だけど、元綱は違うんだもんね。
(にゃぐ)
あぁ、そうだよねぇ。じいってば、思いきり元就を自慢しまくっちゃって(笑)。まぁ、あのじいのことだから別に、元綱は、娘の恋敵(ってのも変だが)の息子、なんて感覚はないだろうけどさ。にしても、自然体で差別してるよな(爆)
(麻鳥)
有田の合戦での元就の初陣はなかなかよかったなあ〜。あの鎧を付けるとさぞ重いだろうし戦ともなればそんなに動きもとれず本当の切り合いはどんなものなものだろうかとつい思ってしまいました。毛利側1500に対し武田側4500で数では武田方に軍配があがるはずが毛利が勝利してしまうということは、気迫が毛利側には強く武田側は数ではまさっていたためになめて戦をした結果ではないだろうか。数よりも中味が濃ければまさに鬼に金棒あの勝の弓隊の活躍がこの戦の決定打でした。
(にゃぐ)
なんだか、今までボヤきまくってた元就さんが、びし!っとかっこいいところを見せてくれた感じでしたねぇ(^^)そういえば元就くん、勝のことをいつの間に「すぐる」と呼ぶようになったんだろう(*^^*)
(矢古女)
だんだん、恐くなって来るんだろうね>元就。しかし、世にぼやきの種は尽きまじ、っていうのか・・(笑)
(三楽堂)
原作本の上巻部分が終わった形です。西の桶狭間と呼ばれた有田合戦ですね。しかし、桶狭間より四十年以上も早いのに、やはり天下統一につながった重要な戦のほうが知られちゃって・・・。「東の有田」と呼ばれました、とはならんわけね。21歳の初陣、ちゅうのは戦国の世ではめちゃくちゃ遅い。みんな16歳くらいまでにすましているものね。のちに次男吉川元春が12歳で戦場に出たがった時、なかなか許せなかったのは自分とひきくらべてのことだったかも。「おまえの年ごろには、わしなんぞはどさくさまぎれに志道のじいに抱きつくのが精いっぱいだったというに〜」(笑)
(麻鳥)
元就の相手の大将(武田元繁)の心を読み取る采配は、これからの智謀智略の武将としての活躍を思わせる場面でした。
(にゃぐ)
今までは、ボヤいてばかりで、ちょっと頼りなげにも見えた元就でしたが前回は、「をっ!」という部分を見せてくれて、嬉しかったですね。(でも、ボヤきはずっと続くんだろうけど)
(ぺら)
しかしなあ、武田元繁、ちょっとおバカすぎないかい?(笑)熊谷元直も。(笑)
(にゃぐ)
あまりにも、おバカだったな。やっぱ、ミリタリヲタクってのは、ちょっと・・・なんだろうか(笑)
(ぺら)
で、私らは、男色ヲタクでオツムが弱いのねっ!(笑)
(にゃぐ)
やっほぅ!ヽ(^!^)ノ男色ヲタクでオツムの弱い歴史館女性軍団・・・って、かなしい〜(爆)
(矢古女)
なんで、元直が討たれて、元繁は我を忘れたんだろ?(笑)
(ぺら)
そうそうそうそう!!!なんだってさあ、元繁は元直の敵をとるんだって、あそこまで力むわけ?あれ、ぜったいアヤシイ。(笑)元繁って尼子経久に捨てられた後は、元直といい仲だったのかしらん。あえて、おバカ同士とは言うまい。(笑)
(三楽堂)
熊谷元直も猪武者のごとく、突進して討たれてしまいますね。あんなに突出するかなあ。武田元繁の最期はかっこよかったけど、一騎駈けというのが気になった。たしかにあのほうが、「やっつけた」という感じがして元就の戦功が光るのだけれども、やはりどっと押し寄せて来た武田軍に矢の雨を降らせ、武田元繁の馬に命中し、元繁がもんどりうって川中へ転落したところを5人がかり くらいでよってたかって押し倒し、組み伏せ、首を掻いてしまうのがいい。本当に流れ矢でやられたのだけれども、あとで尼子経久が「何が流れ矢なものか」と元就を買いかぶるオチがつくではないか。
(ぺら)
熊谷元直を討ち取った人もしっかり出てきていたね。ただし、宮荘経友なのかどうかまでは、当然のことながら不明。
(矢古女)
原作(内館さんの)では、そうなっていましたね。あの合戦のあと、新庄さんのおばあちゃんは(熊谷元直夫人)、旦那の首なし死体を探し求めて馬を走らせたわけですか。
(ぺら)
それから、前回でオツムの弱いミリタリオタクとされてしまった渡辺勝は、戦となるといきいきしてるねえ、やっぱり。で、なぜだか、今回はやけに桂広澄とのツーショットが多かったような。やっぱり、前回の桂の捨て身の迫りに落ちたらしい。(笑)
(矢古女)
こないだから思っていたんだけど、どこぞの次男坊も、ミリタリヲタクになるんだろうか?(^^;)
(ぺら)
うわ〜、じゃあ、元春どのもオツムが弱いのかな〜?(笑)う〜む、元春と隆景の雪合戦のエピソードでいけば、そのようになる可能性は大かもしれん・・。
(にゃぐ)
きゃははは(^-^)でも、すぐると違って、ミリタリ以外でも頭の良いミリタリヲタク(なんぢゃ、そら(^^;))になりそうだな。そうなると矢古せんせえのHP「タデくう虫」も「賢いミリタリヲタク」にタイトル変更か!?(爆)
(Nara)
橋之助元就の乗る馬はビックという、その名の通り大きな馬で歴代の大河の主役を乗せてきた馬だそうです。(実際に見てないので本当に大きかったどうか不明^^;) で、リハーサルの時はそのビックという馬の動きが豪快で、橋之助さん馬の上で飛び跳ねていたそうです。^^; ところが、本番では、橋之助さんが着込んだ20キロもある重い甲冑が逆に重石になって馬上で安定することが出来たので、見事な弓を射るシーンがとれたとか。^^;
(にゃぐ)
松寿丸くん時代にはたしか茶色い馬に乗っていたんだけれど、綺麗な白馬だったよね。言われてみれば、大きかったかも。白馬だから余計にそう思えたのかな。そういえば、すぐるちゃんの馬は、真っ黒だったような気が・・・。
(ぺら)
「すぐる」って響き、なんだかそそられない?これが「ひろずみ」とか「もとかね」とかじゃ、それほどなんとも感じないんだけれどもね。もっとも江川卓を「すぐる」って呼んでも、ぜんぜんそそられないんだけれどさあ。
(にゃぐ)
うんうんっ!すぐる、で、榎木さんを思うと、そそられるぞーーー!
(ぺら)
いっぽう志道広良はだんだん元就ラブラブになってきたようで。(笑)福原じじいとの仲はどうするんだ、と思ったら、福原はあいかわらず、食糧の心配してやがんの〜。(笑)いいなあ、福じい、戦を前におろおろするところも、「わしの孫じゃあ」とにこにこするところも、どちらも私のツボをついてくるぜっ。(笑)
(矢古女)
いいおじいちゃんだよねえ(しみじみ)。食べ物の心配をするとこなんか(笑)
(三楽堂)
尼子経久、奥方と仲睦まじく一局。教えた相手に負けるなんざ、妙に抜けたところがあって。それにこの奥方(妙玖の叔母)、容赦がありませんね。さすが鬼吉川の娘。大体、このあと経久没後、孫の晴久を溺愛していく成り行きが見えそう・・・。
(ぺら)
あの奥さん、いいねえ、どっしり構えていて。(笑) 緒方拳も適役だけれども、お亡くなりになった萬屋錦之助の尼子経久も見てみたかったよなあ。次回はいよいよ元就の嫁取り。美伊の方こと富田靖子嬢は脱ぎますね〜。
(三楽堂)
次週? はい、わたしはもちろんビデオに録ります(笑)。
(ぺら)
あのシーンは原作でも美伊さんらしさをよく表しているから、外さないで欲しいと思っていたけれども、NHKもそのへんはわかってくれていましたね〜。しかし、『水戸黄門』のお銀の入浴シーンより露出度が高かったように感じたのは気のせいかな?ただ、「花嫁怒る」とかいうタイトル、何に怒るのか、謎だ・・・。
(にゃぐ)
そういえば、次回予告で、元就か誰かのことを、ぶん殴っていなかったぁ?
(三楽堂)
今回、宍戸開を怒らせた橋ちゃん。次回は富田靖子を怒らせるぞお。


(元就)
本日の教訓。わしは嫌われる人間じゃ。


われにかえる。