第一回 妻たちの言い分

(97.1.5)
(三楽堂)
オープニングは綺麗なのだが、いきなり三本の矢が出てきちゃうし。音楽は元就の性格を反映してか、わけわからないし。「題字 毛利元就」のテロップも笑ってしまう。古文書から採取するという話は聞いていたのだけれど、「元就」が書き崩してあって、ふりがなふる始末(笑)。
(矢古女)
しかし、あの時代って、小説・ドラマでやったの、これが初めてなんじゃ、ないかしらん?比べる対象がないというのが、多分、得してるんだろうな?(猿掛城に行くあたりからの小説は、読んだことがあるけど。それとも、いまどき、あちこちで出版されているのかな?)ま、だから、なじみが薄い、ということにもなるのだろうが・・。(「もとなり」と、読めない人も多いらしい(^^;))
(三楽堂)
サブタイトルが「妻たちの言い分」でしたよね。ここはやはり、古文書に乗っ取って、「かみさまたちの言い分」にしてほしかったな。知らない人は何事かと思うぞ。(笑)もっとも、現代では「神様」よりも「妻」のほうが強いかも。
(矢古女)
大河では、やっぱり子役から始まった方が、いいと思った。とゆーか、それですべてが吹っ飛んだようなところがある(笑)松寿丸くんが、パパやママと、猿掛城に行くとき、幸千代くんやらお姉ちゃんやら、わらわら出て来たあたり、他のことは、どうでもよくなった。やっぱ、ガキと動物には、かなわない(おいおい)
(にゃぐ)
いや、最近、年なのかなぁ、あたし。ほんっとに、(健気な役の)子供(の演技)と動物には弱くてさぁ。いや、それだけぢゃねぇ。感動ものとか、努力ものとか、「これ、絶対、作ってるよなぁ」ってわかってんのに、うるうるしちゃうんだよなぁ(笑)
(三楽堂)
まず、子役が出てくると、弱いのだよなあ。いい悪いが抜きになってしまうから。ただ気になるのはやたらと分別くさい(松寿丸を除いては)。特に姉。「おまえのことが気がかりでお嫁に行けぬ」には笑っちゃう。たどたどしいのは構わないけど、もう少し、計算してほしいなあ、セリフを(笑)。子供のセリフは、テレビ見ている(?)子供にもわかるような内容にしてほしい。
(Nara)
という大局的な三楽さんの意見もありますが、私は子役のみなさんよかったと思いますよ。(あくまで大人の目からですが^^;;)
(矢古女)
言ってる子供も、わかっているんだろか?(笑)時代劇の、子供のせりふを聞くたび、いつも思う。
(三楽堂)
それとも見た目より年上という設定だったのかな。史実の姉は影が薄いので・・・。それと、杉の方。たしかに笑わせてくれるけど。来週は松寿丸に手篭め(笑)にされてしまうし。これもオーバーアクションは最近の大河の傾向ですね。たしかに視聴者引きつけるには、こういう役がおいしかったりする。ただ、最初から分別がなくて馬鹿っぽいのがいいと思った。どうも杉の方より松寿丸の姉のほうが利発そう(笑)。
(Nara)
杉の方と侍女(久)の漫才は最高に面白かった。「絞め殺してやりたい」を連発する杉の方。それに自分の美貌を誇っている杉の方に「少しはお心もお磨きになられたほうがよろしいかと・・・」と絶妙なツッコミをいれる久。(爆) 松金よね子さんのセリフまわしもいい。それから、正室・祥の方と杉の方の意地の張り合い、桂広澄と井上元兼の対立に板挟みになる西郷弘元さんもなかなかいい。^^;;
(三楽堂)
井上元兼、いいですね。草刈、榎木、西郷ら二枚目をずうずうしさで圧倒している。
(ぺら)
毛利家臣団はとてもよかった〜。みんなそれぞれ一筋縄ではいかなそうで、これからが楽しみだなあ。で、この中での私の一押しは福原広俊だな。みんなににぎり飯を配るじーさん、ああ、そそられる〜〜〜!(笑)
(にゃぐ)
うんうん!! そうだねぇ!!でも、草刈さんと榎木さんは、早めに死んじゃう(殺される)んでしょ?もったいないなぁ・・・。
(矢古女)
弘元さんのいいところ、ないとちょっと気の毒なような・・(^^;)
(ぺら)
外では家臣団、内では奥さん連、弘元さんがすげえ気の毒だよな、うん。西郷輝彦、『伊達政宗』の片倉小十郎のときとはえらい違いだ。(笑)
(Nara)
それで漫才が見れるのなら。(爆)
(矢古女)
妻たちのケンカ(?)を見るに・・あれは、日本語の勉強になった。(おいおい(^^;))
(にゃぐ)
うんうん(笑)けど、笑っちゃうよなぁ、なんか。杉の方といい、ああいう脚本は男性にはなかなか書けないかも。なんか、柔らかくて、笑っちゃうんだよなぁ(^^)
(麻鳥)
この番組は女性が原作と脚本を担当しているから女性中心による物語の展開になっているのはやむおえないでしょうね。私が思い描いていたお杉の方と松坂慶子とはだいぶ違っていました。(コメディ的だな〜)
(矢古女)
杉の方は、元就のキツネ狩りのエピソードや、念仏の話などから、慈悲深い人、というイメージが持たれますからねえ。その慈悲深い人の口癖が、「絞め殺してやりたいっ!」ってなってますから・・(爆)。ただ、生まれたときから慈悲深い人など、いるもんだろうか、という気もしますけどね・・松坂慶子の杉さんが、今後どうなるのかは、わかりませんが(笑)
(麻鳥)
女性から見た戦国時代がどう捉えていくかこれから楽しみです。毛利家の地元・広島県での視聴率は凄いだろうな〜。
(にゃぐ)
結構、面白かったよね。 私は個人的には、女性中心ってのはあまり好きじゃないんだけど、でも、いろいろな角度でものを見るってのはいいことですよね。幸い、『毛利元就』は面白そうだし、楽しみだねー(*^^*)。うん、女は顔よね(爆)
(ぺら)
奥さん連中3人、これはやっぱり女性の脚本だよね。私は、竹下景子の正室はひたすら耐え忍ぶ女になるのかと思っていたけれども、彼女もけっこう言うことは言う人だったんだね。(笑)
(にゃぐ)
うんうん。でも、思うに。正室がひたすら耐え忍ぶだけの女だったら、杉の方は完全な悪役になってしまうかもしれないね。やっぱ、杉の方を悪役には出来ないから、正室にもぽんぽん言わせたんだろうなぁ。そしたら、杉の方の強気度はちょっとは、薄まるもんね。同じこと言っていても、相手が黙って俯いて耐え忍んでいるのと、言い返してくるのとでは、言う方のイメージも違ってくるもんね。
(矢古女)
だからね(笑)、あそこまで顔にこだわって、後半、新庄さんがどうやって出てくるのか、 と楽しみなわけ(爆)
(にゃぐ)
あはははははは(笑)なるほど。確かに、いくら美人の誉れ高い杉の方とはいえ、不自然なほど顔に拘っているもんねぇ(爆)
(三楽堂)
そうか。杉の方の登場は、新庄さんへの布石かあ・・・。さすが、深読み>矢古せんせえ。
(にゃぐ)
そうなるねぇ(笑) なんか、期待しちゃうぞ!! 
(ぺら)
大内義興の雅な雰囲気もよかったわ〜。ああ、はやく風間トオル×陣内孝則を見たいぜい。(笑)


(元就)
本日の教訓。「心磨くな顔磨け」


われにかえる。