小田原評定・バックナンバー

過去ログ3951番目から4000番目までの記事です。


(4000) 辞世の句  投稿者:くらのすけ  投稿日:12月17日(月)23時19分07秒

三楽堂様、ご無沙汰しております。
「Xファイル」、拝見しました。
辞世の句(下の句)がどこかで見たことあるなぁ、と思ったら、伊達政宗でした。
(「くもりなき こころの月を 先立てて浮世の闇を 照らしてぞゆく」)


(3999) Xファイルに真田ネタ登場!  投稿者:三楽堂  投稿日:12月16日(日)22時38分13秒

「幻の六文銭」以来の真田ネタ登場です。今回は前・後編。
おそらくこの2回をもって今年最後のXファイルとなると思います。

なお、ビジターの方から情報提供をいただき、わたしのほうで「この人をぜひXフ
ァイルで取り上げたい」といった企画も進めています。年内に脱稿できなくて残念
なのですが・・・


(3998) もう若くないですよ  投稿者:三楽堂  投稿日:12月16日(日)21時54分51秒

朝起きてから「行こうか寝てようか」布団の中で考えてたくらいですから。
ゲーム奉行はこれから正念場ですね〜。からだには気をつけて。

OBASAN、迎撃云々は気にせんといてください。ひま持て余すようならば、お声おか
けください。受験に影響したらコトですからね!

バスでいっしょだったおじさんとは、その後、上杉博物館で遭遇。帰りの駅でもま
たお会いし、同じ新幹線に乗りました。どっから来たのだろう?


(3997) ♪若いってすばらしい!。  投稿者:石田 治部  投稿日:12月15日(土)19時52分02秒

もっと若い私はお仕事でバテバテ。
行動力はありません。
うちの仕事はすでに忙しいんですよ、年末までもつかな・・・。

三楽堂さん、日帰りお疲れ様でした!


(3996) 米沢まで日帰り!  投稿者:OBASAN  投稿日:12月15日(土)17時06分23秒

三楽堂さんは米沢、佐平次さんは上田。
どちら様もその行動力には頭が下がります。
♪若いってすばらしい!

ところで、お江戸に上京するのは、17日に三者面談をしますので、
三楽堂さんにお会いできるか否かは、それで決まります(笑)
一応、3校5学部の予定です。よろしく!

米沢の図書館長さん、素晴らしいですね。
上田の図書館長さんにも、ハッパかけておきましょう。


(3995) Re:雪の米沢  投稿者:よーぜん  投稿日:12月15日(土)11時30分46秒

日帰りされたのですね。
企画展、とても興味深いです。そう簡単に行かれないのが口惜しいです。

>東北弁ばりばりのおじさんとずっと一緒だったなあ・・・
>喋ってても何言ってるのか半分ぐらいしかわからなかった。

きっと、こんな雪の日によくきましたねえ、ということを
おっしゃっていたのではないでしょうか。
ところで、金沢も昨日あたりからちらほら雪が舞っています。
というか風がものすごいです。来週にかけてずっと雪マークが
ついていたので、この分だと積もりそうです・・・


(3994) 390年たった・・・  投稿者:三楽堂  投稿日:12月14日(金)23時48分31秒

市立米沢図書館長から以下の情報をいただきました。
去る11月25日、前田慶次の390回忌供養が堂森善光寺でおこなわ
れたそうです。


(3993) 雪の米沢  投稿者:三楽堂  投稿日:12月14日(金)23時45分14秒

えーと。まず何から書こう。

お宝探訪記で『前田慶次道中日記』を紹介したところ、市立米沢図書館
長から懇切なお礼のメールを頂いてしまった。その際、表記が誤ってい
るとのご指摘を受け、直したところです。

本日、その米沢へ行って来ました。日帰りです。滞在わずか5時間余。
板谷峠を越えると、そこは雪国だった・・・!

ヨネザアド号(市内巡回バス)に乗って米沢市上杉博物館へ。
東北弁ばりばりのおじさんとずっと一緒だったなあ・・・喋ってても何
言ってるのか半分ぐらいしかわからなかった。

企画展示「上杉家文書を知る」を見ました。
雪だったので、すいてた。文書中心の展示というのも壮観です。

近衛前久が関東下向時代に書いた書状は美しい散らし書き。解説では丁
寧に色分けして読む順番が示されていたりします。

笑っちゃったのは、北条氏綱が長尾為景に「先日贈ったお坊さんの絵は
お気に召しませんでしたか」という手紙。絵は返却されてきたらしいけ
ど、いったいどういう絵だったんでしょうね。

景勝がただひとりの子供・定勝から庭の蜜柑を贈ってくれた礼状が展示
されていたのですが、追って書きに「手あかり(上がり)候」とあった
のを見て、ジーンときてしまいました。そうです、景勝自身も戦地の謙
信に巻数に添えて書状を贈ったのですが、同様に「手弥(いよいよ)あ
かり候」と返事を貰っています。おそらく、息子に蜜柑の礼を書きなが
ら、養父のことを思い出していたかもしれません。
子煩悩だったのでしょうか・・・

わたしもいつか息子に「手上がり候」と書き送ってやりたいですが、そ
うなると、電子メールではなく、手書きでないといけませんね。どうし
よう。(日ペンの美子ちゃんか!?)

そして、初公開という「米沢本・川中島合戦図屏風」。
馬上の謙信が床机に腰掛けている信玄に斬りつける「甲陽軍鑑」の場面
を絵にした岩国本と、川中で一騎討ちする「川中島五箇度合戦之次第」
などを題材にした紀州本を折衷したとでもいうのでしょうか。川中で一
騎討ちしつつも、信玄が軍配で謙信の刀を受けるという形式になってい
ます。一昨年、米沢市が購入したものだそうです。

残念なのは、今回の企画展示期間が短いせいか、図録がなかったことで
すね。だから、展示説明見ながら一生懸命メモとっちゃいました。

売店で『置賜のお寺めぐり』(米沢日報)という本を購入。
収録寺院数330余。

雪の米沢城もなかなかです。
雪を見てたら、何だか日本酒を飲みたくなって(まだお昼)、そこから
いちばん行きやすい、そば屋「弥兵衛」で熱燗とそば田楽。最後に板そ
ばでしめました。秋に来た時にも寄ったのですが、太目の田舎そばで美
味しいです。

バスで駅に向かう途中、ハプニング。なんと、バスは終点の米沢駅を素
通りして車庫へ向かうではないか!?

わたし「あのう、駅でとまらないんですか?」
運転手「ありゃ。お客さん乗っとったんかい。こりゃ、悪かったなあ」

ウーン、さすが米沢!?

新幹線の時間待ちの間、宮坂考古館へ。秋に上杉博物館へ「出張」して
いた兼続の浅葱の甲冑が戻っていました。


(3992) 選ぶとしたら・・・  投稿者:よーぜん  投稿日:12月14日(金)09時23分58秒

>みなさんが1冊選ぶとしたら、「この戦国本がすごい!」は何に
>なるのでしょうか?

国文科卒の私としては『前田慶次道中日記』でしょうか。
影印本というところがなによりも気に入ってしまいました。
加えてあのお値段。普通の家刀自の私にも、気がねなく購入できる(←って、
物を買うのに誰かに気兼ねして買ったことはないが・・・)。
ああいう本が一般に売り出されるというのは嬉しいですね。
それから本ではありませんが『CD−ROM真田三代』。あの値段で
あの内容の充実ぶり。なにも申し上げることございません。


(3991) 紙の香り  投稿者:三楽堂  投稿日:12月13日(木)22時28分32秒

>紙の香りになんともいえない至福を感じる私としては、パソコンの画面に
>向かうのではなく、1ページ1ページ繰りながら読書したい、と思います。

わたしもです。まったく同感です。
書庫や、古書店のちょっとカビくさいような空気。これがいいです。
おそらく、電子ブックというものにはずうっと馴染めないだろうな。と、いいつつ、
ホームページで結構、フォントのシャワーを浴びているんだけど。
電子化にも検索、ソートといったすぐれた機能がありますからね、紙の本と並行し
て進化していってもらいたいな。紙にとってかわるのではなく。


(3990) 戦国のお姫様だと・・・  投稿者:三楽堂  投稿日:12月13日(木)21時56分20秒

ゲーム奉行の解説もなかなかいいですよ。

戦国の姫を選択するとなると、やはり、こうなりますかな?

立花ァ千代
小松殿(真田信之夫人)
義姫(伊達輝宗夫人)
	
まあ、自身は戦闘せずにお城で部将たちを叱咤するだけでもいいですしね。

ところで、みなさんが1冊選ぶとしたら、「この戦国本がすごい!」は何になるので
しょうか?


(3989) 日本の戦国版。  投稿者:石田 治部  投稿日:12月13日(木)21時42分24秒

「この戦国本がすごい!」は、すごい!数多くの本を読まれてる三楽堂様の
選らんだものだけあり、うわさで聞いたすごいものから、私も見たことがあり
「いいもの」と思えるものまで。私とは違い、三楽堂さんはすべてに目を
通しての事、おそれいるしだいです、私が書いたものが「本編カンペキ
食われてしまった。」なんてとんでもないですよ!

>日本の戦国版ではどうなのでしょう?
ありませんけど面白そうですよね、突撃系の武将で、
「上杉謙信」「真田幸村」「本多忠勝」とかで・・・。
お市の方もいいですが、淀君が侍女を率いて家康本陣に突撃したら爆笑。


(3988) 年末恒例&新企画  投稿者:よーぜん  投稿日:12月13日(木)09時45分38秒

「この戦国本がすごい!」・・・今更ながら三楽堂さんの本を見る目の鋭さ
に感嘆しております。
「デジタル化に移行」ということがありましたが、時代の趨勢なのでしょうか。
たしかにコンパクトにはなりますが、なにか寂しい気がします。PCが日常生活
に欠かせないものとなっている私ですが、根がアナログなものですから。
新しい(中古でもいいのですが)本を紐解くときの、インクの香りと
紙の香りになんともいえない至福を感じる私としては、パソコンの画面に
向かうのではなく、1ページ1ページ繰りながら読書したい、と思います。

治部さんの新企画もすごいですね。
私はシュミレーション系のゲームはしませんが、又左がするのをみますので、
どんなものかくらいはわかっているつもりです(笑)。

>戦さには出た事がないお姫様までプレイ可能

すごいですね。日本の戦国版ではどうなのでしょう?
お市の方でプレイ化、なんていうのは、やはりないですよね(笑)。


(3987) あれれ・・・  投稿者:三楽堂  投稿日:12月12日(水)21時12分00秒

「プロジェクトX」が終るかも、というのは、わたしの予感ですよ。
あまり当りませんから。

3年以上続いている番組もいっぱいありますしね。

「この戦国ゲー」すごいですね、本編カンペキ食われてしまった。
大田資正でもプレイできるんですか。へえー。


(3986) あとがき。  投稿者:石田 治部  投稿日:12月12日(水)11時35分56秒

御城代様から進められたのでやってみました。
こんなかんじで良いのでしょうか?
プロジェクトXおわってしまうのかぁ。


(3985) 年末新企画「この戦国ゲーがすごい!」  投稿者:石田 治部  投稿日:12月12日(水)11時33分42秒

本年度よりの新企画です、あまり興味をひかなそうなので、来年があるかは
解りません。

●ハソコン部門

1『太閤立志伝W』作 光栄
2『関が原、復刻版』作 ARTDINK

1は、秀吉を主人公にしたシリーズの4作目。今回から秀吉や一部の武将
(光秀や勝家)だけでなく、登場人物全員でプレー可能になり、話題になった。
「直江兼続」「前田慶次」「大田資正」など総勢599名。
ゆえに、このシリーズは「大名で天下取りを!」といった従来のゲームとは
異なり、仕える大名が統一でもクリアーです。
ただ、問題は最近の「カードゲーム」人気にあやかり、特技をカードで
表示してたら、戦闘がカードゲームになった事と特技を覚えるのに、
ミニゲームをするのだが、このミニゲームが一部難しすぎるのが難点。
改良の余地は多々あるといえよう。
2は19991年にでたゲームの復刻晩。最近は、ネットショッピングと
ダウンロードでゲームが手に入るようになりました。

●プレイステーション部門

1 真三國無双2 作 光栄

PS2がでてグラフィックがよくなり、歴ゲーも新しい方向へ進んでいく
のかも知れません。

1はアクションゲーム、それも三国志。「豪傑が敵兵の中に突っ込み、
大暴れしたら面白いな」というスタイル。
ただ、戦略要素も入り自分がどこで戦うかを考える必要がある。
たとえば、赤壁の戦いで、蜀か呉の武将だったら、諸葛孔明の
「東南の風」祈祷中を邪魔しに魏軍が押し寄せてくるので、それを
食い止め、時間稼ぎをする必要もあるなど。
「豪傑だけでは、三国志ファンしか買わない」と思ったのか、
「大喬」「小喬」など戦さには出た事がないお姫様までプレイ可能、
それも7名も!ロリ系からお姉さま系までそろってます・・・。


(3984) Xファイル  投稿者:よーぜん  投稿日:12月12日(水)09時32分39秒

読ませいただきました。

>田口さんのあのナレーションが聞こえてきそうです。

なので、あのナレーションを頭に描きながら読みました。
終わっちゃうんですか、あの番組。けっこう感動に浸りながら
毎週見ているのですが…
「戦国版(戦国でなくてもいいけど)プロジェクトX」というのも
面白そうですね。


(3983) 年末恒例企画「この戦国本がすごい!」  投稿者:三楽堂  投稿日:12月11日(火)22時25分50秒

今回は書籍部門を1999年にならい、細分化してみました。
(って、ことは2000年は不振の年だったんだろうか。今年はどうよ!?)

●史料・専門書部門

1『上杉家御書集成1』(上越市史料叢書6)上越市史中世史部会
2『大日本古文書・家わけ』覆刻 東京大学史料編纂所
3『前田慶次道中日記』米沢市立図書館
4『図説正保城絵図』(別冊歴史読本)新人物往来社
5『立花宗茂』中野等/著、吉川弘文館

*長らく品切れが続いていた大日本古文書の覆刻によって、伊達・上杉・
浅野などの文書が入手可能に。おそらく次回はデジタル化に移行すると
思われ、ひょっとしたら冊子体での大規模な覆刻は今回が最後になる予
感がする。1および3は、史料イコール高価の先入観を打ち破った。誰
でも安価に入手できるのがうれしい。特に1を編纂している上越市から
出る予定の『上杉氏文書集』刊行が待たれるところだ。

●一般書部門
1『謎とき日本合戦史』鈴木眞哉/著、講談社現代新書
2『前田利家―風雪百万石への道―』(別冊歴史読本)新人物往来社
3『史伝黒田如水』安藤英男/著、学研M文庫
4『史伝武田信玄』小和田哲男/著、学研M文庫
5『戦国大名と天皇』今谷明/著、講談社学術文庫

*雑誌「歴史と旅」が休刊するなど、いちばん苦戦しているのが一般向
け啓蒙書の分野だろう。過去に発行されたものの文庫化は不振のコミッ
ク界の事情を彷彿とさせる。いや、状況はもっと厳しいだろう。資料の
カラー紹介中心のムックは乱立状態で、他との差別化が難しい。新機軸
を打ち出さないかぎり、いずれ厭きられてしまうだろう。

●小説・エッセイ・コミック部門

1『信長燃ゆ』(上・下)安部龍太郎/著、日本経済新聞社
2『バガボンド』9・10・11巻、井上雄彦/画、講談社
3『樓の岸夢一定』佐藤雅美/著、講談社文庫

*1は圧倒的な筆力に、他が色褪せてしまう。2は柳生編が終了。吉川
英治の原作を、新時代向けに換骨奪胎。毎年名を連ねる本コーナーの常
連となりつつある。

●映像・企画部門

1『上杉家の至宝』展 米沢市立上杉博物館
2『よみがえる上杉文化』展 新潟県立歴史博物館
3『信長の夢・安土城発掘』(NHKスペシャル)
4『CD−ROM真田三代』上田市マルチメディア情報センター

*米沢、新潟での二大企画と、2001年は上杉ファンにとっては至福
の年であった。
伊勢丹美術館などの閉鎖決定をはじめ、博物館・美術館の企業・民間が
青息吐息なのに比べて、公共とくに地方の元気な面が印象的であった。
4のようなすぐれた資料が実費1000円で入手できるのもうれしい。


(3982) ははは。ちょっと遊んでみました  投稿者:三楽堂  投稿日:12月11日(火)22時25分11秒

トラマさんも「プロジェクトX」ご覧になってましたか。アレ見てない人には何が
なんだかわからないでしょうね。
ほんとはもう少しあとのアップ予定だったのですが、どうもあの番組、来年3月く
らいには終るんじゃないだろうか、と思い、急遽、順番を繰り上げた次第です。

テーマソングは最初、Javaスクリプトか何かで歌詞を流そうかとも思ったので
すが、さすがにやめました。本文の最初のブロック直後と、最後のブロックにのせ
て、各自、口ずさんでいただくか、CDを聴きながらどうぞ。


(3981) 旅はまだ終わらない♪  投稿者:トラマ  投稿日:12月11日(火)18時01分20秒

いやはやOPは入ってましたね、失礼・失礼


(3980) いいですねぇ  投稿者:トラマ  投稿日:12月11日(火)17時53分50秒

今回のXファイルは(笑)
田口さんのあのナレーションが聞こえてきそうです。
ついでに中島みゆきの歌のスペースも開けとけばいいのに(^^;)


(3979) 上杉文書展はじまった  投稿者:三楽堂  投稿日:12月11日(火)07時36分38秒

国宝に指定された上杉文書の企画展示が米沢・上杉博物館で開催されました。
中世上杉氏、越後長尾氏、謙信、景勝の時代を経て、江戸期の藩主たちにいたるま
での文書を公開。保管状態を示す箪笥なども紹介されます。
また、米沢本川中島合戦図屏風(これは珍しいと思います)も公開されるそうです。
会期は12月8日〜28日まで。短いですねえ・・・

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/003uesugi.htm


(3978) 迎撃いたします  投稿者:三楽堂  投稿日:12月10日(月)07時25分19秒

>2月に受験のお供(?)で上京します。
>大宅壮一文庫、池波正太郎文庫………と、試験の最中に、私も勉強です^^;

日程など決まりましたら、お知らせくださいませ。
調整つき次第、迎撃いたしますので(笑)。
台本や演劇のパンフレットなど揃えている古書店などご案内いたしますよ。


(3977) Re:上田でミニ真田サミット(?)    投稿者:向井佐平次  投稿日:12月09日(日)23時36分42秒

>日帰りで、お越しだったので、忙しい日程でした。

太平記館の館長さんにも
「日帰りなの〜、気を付けて帰りなさいよ…」
と言われました。
(^^;)


>まだ、家路への途中かな………。

18時に上田を出て22時に帰ってきました。
今回鳥居峠に雪はなかったけど、路面凍結。。。
でも楽しいドライブでした。


>佐平次さんに池波正太郎文庫の地図をいただいたので、
>上京の折には是非訪ねたいと思っています。

是非いらしてください。

http://www.tctv.ne.jp/tai-lib/furame1/bunko/ikenami.html



22日には太平記館でクリスマスコンサートがあります。
館長には「来る??」っと半ば挑戦とも取れる言い方をされました。
挑戦する??



(3976) Re:大和苅布死没説  投稿者:三楽堂  投稿日:12月09日(日)23時24分18秒

・・・龍砕軒不便斎でした。

『加賀藩史料』だけ見ててもわからないですねえ。
しかも妙なのが、野崎知通筆記で大和死没説を紹介しておきながら、系図では米沢
の百姓大隅の家で亡くなったとしています。
今のところ、わたしも仮説をたてるというほど材料を持ち合わせていないのですが、
あるいは米沢で没し、京都へ分骨(おそらく前田家ゆかりの寺などに)しようとし
て、前田家の干渉に遭ったのではないか?
そこで、慶次側近たちが大和苅布に号のみを彫った供養塔をたてた・・・
・・・いかがでしょうか?



(3975) RE:馬の名は松風    投稿者:THIS TIME  投稿日:12月09日(日)00時43分51秒

>『可観小説』などの逸話集に由来とか書いてないのでしょうか・・・
加賀藩史料の中には書かれてないですよね...
古語辞典で調べると『松風』は能の曲名や香の名にもあるみたいですね。
(もしかしたら昔は一般的な名?)
個人的には『源氏物語』の松風の巻からと思いたいです。


(3974) 大和苅布死没説  投稿者:THIS TIME  投稿日:12月09日(日)00時33分34秒

>慶次の大和苅布死没説ですが、砕流院不便斎(だったっけ?)の供養塔があるそうです。

それについて調べたことがあり、皆さんの意見を聞きたいです。
大和国苅布村と『茂林』という地名は地名辞典で調べても、奈良県立図書館で問い合わせても、見つからなかった。

それで、『孝據摘録』を読みなおすと苅布村の場所が、當麻寺(現在も奈良にある)からの説明で書かれているのを読むと河内国との境にあった考えられる。

あと素人考えで、地名から苗字をとる事が多いから、『茂林』という苗字を探したら大阪府(旧河内国方面)に多い。

安楽寺と云う寺は、現在でも奈良にはいくつかある。

以上です。地名や村の場所が特定できないですけど、なんか否定できない
感じなんですよね大和苅布死没説?






(3973) 上田でミニ真田サミット(?)  投稿者:OBASAN  投稿日:12月08日(土)21時22分09秒

佐平次さんと上田市中央公民館の喫茶店で、デート(笑)しました。
楽しかったです。
日帰りで、お越しだったので、忙しい日程でした。
まだ、家路への途中かな………。

佐平次さんに池波正太郎文庫の地図をいただいたので、
上京の折には是非訪ねたいと思っています。
2月に受験のお供(?)で上京します。
大宅壮一文庫、池波正太郎文庫………と、試験の最中に、私も勉強です^^;


(3972) 馬の名は松風  投稿者:三楽堂  投稿日:12月07日(金)23時47分20秒

松風が『源氏物語』から、というのはありえそうですね。『可観小説』などの逸話
集に由来とか書いてないのでしょうか・・・
『源氏物語』の松風の巻に何かヒントでもあるのかな、と見てみましたが、それら
しいものは見当たりません。この巻は須磨へ逼塞していた源氏が知り合った明石の
君とその娘を引き取ろうと、紫の上にそれとなく相談して承諾を得るという場面で
す。源氏の中でもさほど有名なところでもありませんしね・・・

ただ、慶次の道中日記には、「此石山寺は式部が源氏物語に筆を立てし所也」の一
文もありますから、古典に対するコダワリは強かったでしょう。

慶次の大和苅布死没説ですが、砕流院不便斎(だったっけ?)の供養塔があるそう
です。写真とかあれば見たいものですね。


(3971) 前田軍のことなど  投稿者:よーぜん  投稿日:12月07日(金)09時22分02秒

>仲が悪いからといって、越後を通らなかった・・・ということにはなら
>ないでしょうね。

ですよね(笑)。けど、ちょっと不思議だったのです。現在でもそうですが、
関東を目指すなら、越後経由で行った方が近いと思うのに、
なぜ、わざわざ迂回するように越前→美濃経由で行ったんだろうかと。
秀吉の世の中としての機構は整いつつあったけれどもまだ油断はできない
状況だったということでしょうか。

>むしろ、そのような勝手を秀吉が許したとは思えません。

たしかに小田原の陣では、前田が、捕らえた敵兵に対する扱いが甘すぎる
として、利家は戦後、処分を受けてますし。個人的な感情レベルで
軍の進行を左右するなどということは秀吉が許さなかったでしょうね。

THIS TIMEさま>
>『松風』という名は、源氏物語の巻名から名付けたかな?

古今の文芸に精通していた慶次のことですからおおいにありえる
かもしれないですね。
だとしたら風流ですよね。源氏の巻名の愛馬で戦場を駆け巡る・・・
なんだかとても小気味いい気がします。


(3970) 前田軍の進攻路  投稿者:三楽堂  投稿日:12月07日(金)08時28分18秒

仲が悪いからといって、越後を通らなかった・・・ということにはなら
ないでしょうね。
むしろ、そのような勝手を秀吉が許したとは思えません。
雪も一因でしょうが、前田軍の進攻路は、信濃国人衆の掌握と、徳川家
康への牽制がねらいだったのではないでしょうか。真田昌幸が上州方面
の先導役となってますし、徳川家康は北条氏直の岳父ですから何かと微
妙な立場です。

仕事の帰り、家とは反対の電車に乗ってひさびさに大書店に行ったので、
「どーれ、歴史本でも1冊買おうか」と物色。
吉川弘文館の街道の日本史シリーズ『中山道』は武州・上州・北信濃が
舞台だったのですが、戦国時代についてはわずか2ページほど。在地領
主や国人衆の系図などもなかったのでパス。
かわりに『中世のいくさ・祭り・外国との交わり』(井原今朝雄/著、
校倉書房)というのを買ってきました。題名はともかく、内容はかなり
上杉が比重が置かれています。景勝の朝鮮出兵と熊川城築城、上杉氏の
海運を支えた葛尾衆などなど・・・まあ、純粋な上杉本とは言えません
けど、舞台が北陸や信州、庄内なので、景勝の活躍地とも重なるわけで
す。

取次会社の鈴木書店が倒産しました。専門書中心の取次会社。これによ
って書店から専門書が消えるという最悪のシナリオも。戦国本も学術書・
史料などは影響が出てくるかもしれません。


(3969) 松風  投稿者:THIS TIME  投稿日:12月06日(木)20時48分17秒

逸話で慶次の愛馬の名は、『松風』と云われていますよね。
『松風』という名は、源氏物語の巻名から名付けたかな?と
思ったのですが...
戦国武将の愛馬の名について書かれている史料はあるのですか?


(3968) 小田原遠征  投稿者:トラマ  投稿日:12月06日(木)17時48分11秒

>2月下旬進発という時期的なものもあるのでしょうが

時期的なものが一番の要因でしょう。
なんせその時期は上越地方はかなり積雪があるはずです。
副次的要因として仲の悪さがあるんだと思いますが。
でも秀吉が死んで家康の横暴が目立ってきたあたりから
前田家と上杉家の関係は修復傾向になってきたように思えますが
豊臣政権が大阪と伏見に分かれたあたりなんかから・・・


(3967) やはり  投稿者:よーぜん  投稿日:12月06日(木)11時28分20秒

>仲がいいわけがありません。

やはりそうですよね。小田原攻めのとき、前田勢は関東へ向かうのに、越後
を通らずに越前、美濃方面を迂回するようにして碓井峠へ向かっています。
2月下旬進発という時期的なものもあるのでしょうが、上杉の領内を通りた
くはなかった?


(3966) 上杉という名の蕎麦屋  投稿者:三楽堂  投稿日:12月06日(木)00時29分46秒

刀屋さんに行ってしまうと、首都圏あたりではどこへ行っても物足らない(えー、こ
の値段でこれっぽっち?)のですが、吉祥寺に「上杉」という蕎麦屋さんがあるこ
とを先日、知りました。御主人の名前が上杉さんとおっしゃるんですが、何でも修行
先が「足利」というお店だったとか。
行かれた方は、お店の雰囲気や、味などレポートしてください。

あのあたりだと、上杉は上杉でも、扇谷上杉か深谷上杉・・・?


(3965) 前田と上杉  投稿者:三楽堂  投稿日:12月06日(木)00時22分11秒

仲がいいわけがありません。
魚津城攻防戦で、中条景泰以下の城将たちを討たれた恨みを、景勝は忘れてはいな
かったでしょう。利家とて、天正九年の馬揃えで上洛中に景勝の画策によって一揆
が蜂起するなど、「小癪な」と思っていたはずです。
末森城の一件は、景勝の魚津後詰めの時の話で諸大名が盛りあがっていたとき、利
家がおとなげもなく、自分の末森後詰めのほうが戦功は上、としゃしゃり出て、一
座がしらけてしまった、という話でしたね。

朝鮮の役で、名護屋本陣における佐竹義宣VS毛利秀頼の水争いの際には、佐竹方
に伊達、上杉、蒲生が味方しました。毛利方には真田、仙石、前田。
もっとも、これは上杉=佐竹=伊達などが仲がいいというのではなく、政宗の場合
は前田・浅野などに反感を抱き、徳川に接近しつつあった時期だったようです。

前田と上杉の関係が修復したのは、やはり、利家の死後ではないでしょうか。本多
正重の件もありますが、前田・上杉両家で人的交流もあったようです。


(3964) なるほど  投稿者:よーぜん  投稿日:12月05日(水)10時11分58秒

>小田原陣での前田・上杉に確執があった

みたいですね、私もなにかで読んだ記憶があります。
それから、大坂城だったか、聚楽第だったか、席次のことで、利家の
家臣・村井長頼(だったか)と兼続が争って、兼続が長頼に打ち負か
されてしまった、とか、聚楽第で、大名たちが居並ぶ中で、末森の
戦いのことで景勝が利家になじられた、というエピソードもあるようです。
仲悪かったのかなあ…。

柿崎さま>
どーもです。
私、時々こちらにお邪魔しています。よろしくおねがいします。


(3963) いらっしゃいませ  投稿者:三楽堂  投稿日:12月05日(水)07時38分23秒

柿崎和泉守景家さん。戦国群像&小田原評定へようこそ。
わざわざのおたずね、恐縮です。掲示板での書き込みについては、挨拶云々につい
て言ったのではないので、お気になさらずに。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

そういえば、先日、長岡の歴史博物館で柿崎夫婦の肖像画を見ましたぞ。
芋島楞巌寺のお墓にも詣でたことがあります。



(3962) お初に御目通り願いまする  投稿者:柿崎和泉守景家  投稿日:12月04日(火)21時17分17秒

お初にお目通り叶いまして、和泉守、恐悦至極に存じまする。
上杉軍団家頁でのカキコを拝見仕りまして、参上致しました。
御挨拶が遅れまして申し訳御座りませぬ。これからも宜しゅう仲良うお願い致しまする。
おぉ〜あれに見えるは、よーぜんさんの旗印!ど〜もど〜もで御座りまする〜。


(3961) えーとね  投稿者:三楽堂  投稿日:12月04日(火)19時39分28秒

>景勝、後姿でしか(あるいは旗印か?)登場しそうにない(爆)。

ラスト少し前で、慶次が前田利家と上杉主従をひきあわせるシーンがあるんですよ。
で、両者は小田原攻めの折、不和になったらしいんですが。(利家が城将を助けた
のを、上杉が秀吉に告げ口したとかいう・・・ひ、ひどい!)
で、両者水に流そう、ということになったのですが、慶次が「これで上杉も前田の
下風にたった。おれが前田家を継ぐ機会もなくなった」と言って、上杉家を致仕し
て、堺の商人のところへ転がりこんでしまうんです。
利家は「あいつは武士にはむかん、あきんどの方が似合いだ」と。

小田原陣での前田・上杉に確執があったのは確からしいです。それを臭わせるエピ
ソードもいくつか伝わっています。


(3960) 原作本  投稿者:よーぜん  投稿日:12月04日(火)09時09分27秒

ゲーム奉行殿>
尚鰤に書店へいったら、入り口のところに場を占めて、「これでもか!」
といわんばかりに並んでいる原作本には笑ってしまいました。
で、私もぱらぱらっと(笑)。三楽堂さんの発言で上杉主従が気になったので、
とりあえず、魚津城のあたり(本能寺のあたり)に目を通して見ましたが、
景勝、後姿でしか(あるいは旗印か?)登場しそうにない(爆)。
最後はまつの江戸下向で終わってましたね。関ケ原はやらないのだろうか…?
ゲーム奉行さまのお嘆き、よくわかります。

>ささいなカキコは控ておりました。

遠慮なさらずに、どんどん書きこみお願いします。利家関係の
書キコでも何でもかまいませんから。


(3959) 利家とまつ原作本の売り方について  投稿者:三楽堂  投稿日:12月03日(月)22時43分20秒

>ハッキリ言って「つまんなそう。」なんですよ、それも、本がでかくて
>持ち運びに不便、そのくせ1冊1500円。

あっははは、書店で仏頂面のゲーム奉行の顔が目に浮かんできそうです。
しかし、この時期に上・下巻とも一気に出版したのは、『炎たつ』『時宗』の遅筆
作家でこりたのかな。ちなみに『炎たつ』は最終巻が出たのが、放送終了の翌年春
だか夏だか・・・
『時宗』もどんどん原作本とドラマにズレが生じてますしね。

わたし個人的に思うのは、忠臣蔵など、最後にヤマがまっているような題材を除い
て、「大河便乗」は前年後半から翌年3月まで、と思っているんですよ。
ドラマの地元観光も、せいぜいGWまででしょう。ドラマのほうも予算が底をつき、
規模的にもトーンダウンしますしね。
NHKもラストを視聴者に隠して原作本の発行の間隔があいてしまい、結果的にフ
ァンの関心が離れてしまうよりは、短期間でまとめて売ってしまおうと戦略転換を
図ってきたということでしょうか・・・?


(3958) この戦国ものがすごい!とは・・・  投稿者:三楽堂  投稿日:12月03日(月)22時14分06秒

ゲーム奉行どの、「この戦国モノがすごい!」とは、専門書から一般書、コミック
から映像にいたるまで、戦国時代を題材にしたあらゆるメディアを対象に、城代が
独断と偏見をもってランクづけするものです。わたしが読んだり見たりしていない
ものでも、「評価できる」と思ったものは含めています。
毎年、当小田原評定での発表となります。
見本がてら、1999年と2000年の結果は以下のとおり。
どうでしょうか、ゲーム部門でも主催なされては?


(2297)1999年の「このセン」  投稿者:三楽堂  投稿日:12月23日(木)19時
36分52秒

このミステリーが面白い!のパクりですが、「このセンゴク本が面白い!」

★研究・専門書部門
@『家康はなぜ江戸を選んだか』岡野友彦/著、教育出版
A『信長の親衛隊―戦国覇者の多彩な人材』谷口克広/著、中公新書
B『謙信公御書集・覚上公御書集』(全3冊)東京大学文学部蔵の複製、臨川書店

@は、江戸東京ライブラリーの一巻。著者も元江戸東京博物館に勤務していた。こ
こでは従来、「家康がなぜ江戸に本拠地を置いたか」という問いかけに対して、秀
吉の陰謀などといわれてきたことを史料をもとに批判。中世江戸は寒村ではなく、
水運ネットワークの重要拠点であったと説く。
Aは『織田信長家臣人名辞典』の著者。秀吉や光秀などの宿老格ではなく、これま
であまりスポットがあてられることが少なかった馬廻・小姓・近習たちを列伝風に
紹介したもの。もちろん万見仙千代と森乱丸も登場する。こういう本が安価な新書
で出てくれるのは非常にうれしい。
B刊行が待たれていた大部の史料集。江戸時代の米沢藩士が書写したもので、上杉
謙信・景勝の時代を中心にした編年史料。影印本だが、楷書体なので読みやすい。
読み比べると、『上杉家御年譜』がこれを下敷きにしたのだということがよくわか
る。十分な史料批判が行われていないため、迂闊に使えないが、今後の上杉氏研究
で大きな位置を占めることは間違いない。

★小説・エッセイ部門
@『島津奔る』(上・下)池宮彰一郎/著、新潮社
A『天正十年夏ノ記』岳宏一郎/著、講談社文庫
B『宮本武蔵』司馬遼太郎/著、朝日文庫

@史実の島津義弘がどうであったかはともかく、部下思いの頼もしいリーダーを描
いて、貫禄の一編。とにかく島津義弘がかっこよすぎ。兄義久との確執も目新しい
し、チュウマン大蔵が朋輩の甲冑を奪い取って上方へかけつけるシーンは最高!
現在読んでいる『遁げろ家康』もそうだけど、現在、安部竜太郎、岳宏一郎ととも
にわたしがもっとも注目している歴史小説作家である。
A戦国時代の公卿が主人公というのも珍しい。勧修寺晴豊は本能寺の変の前夜、信
長を訪ねている。彼の日記が最近見つかり、本能寺の変前後の朝廷の動きなどもあ
たらしい事実が明らかになりつつある。もっとも本書の魅力は公卿の家族、生活を
克明に記している点にあるだろう。
Bは以前、『日本剣客伝』の中に収録されていたものを独立させたもの。司馬遼太
郎には講談社文庫からも『真説宮本武蔵』があるが、それと重複はしていない。こ
こで読む武蔵像は吉川英治のそれとはだいぶ違う、ということだ。

★コミック・エンターテインメント部門
@『あっかんべえ一休』(上・下)坂口尚/画、講談社漫画文庫
A『雪の峠』岩明均/画、(モーニング増刊に4回にわたって連載)
B『バガボンド』(1〜4)井上雄彦/画・吉川英治/原作、講談社

@は一休の少年時代から死までを、同時代の世阿弥、足利歴代将軍などをからめて
描く歴史絵巻。なつかしい「一休とんち話」のシーンも忘れずに加えてあるのも楽
しい。実に読みごたえあり。それにしても坂口尚の筆致は絶妙。
Aは関ケ原で敗れ、常陸から出羽へ転封された佐竹義宣の家中が居城の位置をめぐ
って対立する様を描いたもの。題材自体があまり知られていないし、何よりも個人
的には梶原政景が登場してくれたのがうれしくて仕方がない。単行本にはならない
のであろうか・・・?
Bは吉川英治を原作としてはいるものの、単に大筋と登場人物を借りているだけ。
まったく独自の武蔵で、メソメソするお通はおきゃんであけっぴろげ、ダメ剣士の
吉岡清十郎は武蔵を寄せつけない剣の天才、と見事に原作をはずしている。これか
らの展開が楽しみだが、タイトルは「天才バカボン」と間違えやすいのでよくな
い。

★映像ビジュアル部門
@『加賀百万石』NHK正月時代劇、松坂慶子・原田芳男・高島政弘/主演
A『梟の城』篠田正浩/監督、中井貴一・上川隆也・葉月里緒菜・鶴田真由/主演
B『保険統一・信長編』ニッセイCM

@は前田利家の没後400年を記念して製作されたもの。加賀百万石の祖・前田利
家と糟糠の妻・おまつを主人公に秀吉没後から関ケ原までの動乱を乗り越える姿を
描いた。一年という長丁場である大河ドラマとは違った濃縮された2時間ドラマで
あった。
Aひさびさ、スクリーンでみた戦国活劇絵巻。大河ドラマなどのせせこましいセッ
トに馴れてしまっていたので、フルCGとはいえ、やはりこういうものがつくられ
るというのがうれしい。しかし、見事に司馬作品の味わいは薄れてしまっている。
どうも司馬遼太郎の作品は映像化されるとウーン、イマイチ、というのが多い。司
馬さん自身もこれまで映像化された自作をあまり気に入っていなかったようだ。
B織田信長が突如、お茶の間に登場。甲高い声というかイライラさせるような声で
保険統一を訴える保険会社のCM。ほかに坂本竜馬編もあったが、出来はこっちが
上。CG合成も素晴らしい。新聞広告にもブチヌキで登場した。

※なるべく新作から選びたかったのですが、どうもそういうわけにはいきませんで
した。一部1998年暮れに発刊されたものや、旧作の新装刊も含まれています。



(3177) 戦国関連ベスト(2000年)  投稿者:三楽堂  投稿日:12月08日
(金)23時09分47秒 

毎年恒例の戦国関連ベストです。


●書籍部門

1.『定本上杉謙信』池享・矢田俊文/編、高志書院
  地方出版ですが、なかなか骨太な論文集です。マンネリ化した
  研究者(誰とは言いませんが)を避け、若手の気鋭中心にした
  ところも好ましい。

2.『武田信玄大事典』新人物往来社
  予告されてから、ずいぶん待たされましたが、編者もいろいろ
  悩んでいたようです。その甲斐あって先行の『上杉謙信大事典』
  をも凌駕していると思います。

3.『戦国大名の日常生活』笹本正治/著、講談社選書メチエ
  信玄モノが続きます。手放しで礼賛する信玄研究家が多い中で
  笹本氏の研究姿勢は非常に好ましく思います。ついでにいえば
  わたしは「○○公」という言い方が嫌いです。

4.『刀と首取り―戦国合戦異説』鈴木眞哉/著、平凡社新書
  刀は槍や鉄砲に比べてなぜたくさん残っていて、しかも保存が
  いいのか。それは実戦の主役ではなかったからではないか。日
  本人のチャンバラ幻想を微塵に砕く名著。

5.『本能寺』池宮彰一郎/著、毎日新聞社
  小説でどれか一作といわれたら、コレ。ただし、後半はあまり
  に飛躍した発想に面食らう。本格探偵小説のツジツマを説明し
  ているような心地がしてきます。

※番外編
東京大学出版会覆刻企画『史料綜覧』全十七巻(刊行中)


●映像部門
大河ドラマ『葵―徳川三代』第1回放送「総括関ヶ原」

●企画展示部門
国立歴史民俗博物館「天下統一と城」2000年10月3日―11月26日


(3957) よーぜん さんへ。  投稿者:石田 治部  投稿日:12月03日(月)19時09分44秒

『利家とまつ』原作本なんですが、パラパラ〜っと見ただけで買いませんでした。
ハッキリ言って「つまんなそう。」なんですよ、それも、本がでかくて
持ち運びに不便、そのくせ1冊1500円。
パラパラなんでハッキリ解りませんが、おまつさまが江戸に人質に行くあたりで、
終わるし。(私の見方が悪いのかも。)
そういうわけでご指名までしたのに意見をぶつけるほど読みませんでした、
申し訳御座いません! 
「ドラマを離れたところで、」とおっしゃっていただいてますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
最近は、「米国素浪人」様を御姉弟でおもてなしなされているようですね。
邪魔しても悪いと思いましたので、ささいなカキコは控ておりました。


(3956) 「この戦国モノがすごい!」  投稿者:石田 治部  投稿日:12月03日(月)18時51分49秒

というのは、どんなコーナーですか?
昨年の師走は、インターネットしてなかったんで。
(去年の今は、PC98だったなぁ〜。)


(3955) 道中日記の紹介をアップしました  投稿者:三楽堂  投稿日:12月02日(日)23時43分40秒

お宝探訪記の第5弾として、『前田慶次道中日記』を紹介させていただきました。

http://www.asahi-net.or.jp/~jt7t-imfk/goods/gadget.html

価格も2100円とこのテの史料としては安いので、ぜひぜひお手元に1冊いかが
でしょうか?

さて、いろいろなことがあった1年ですが、早くも師走です。
毎年恒例の「この戦国モノがすごい!」の季節がやってまいりました。近日中にア
ップいたします。
みなさまにとっての「戦国モノ2001」は何でしょうか?


(3954) 「洛中洛外図」&慶次書状  投稿者:THIS TIME  投稿日:12月02日(日)02時18分01秒

テレビみました。
源氏雲(金雲)は目を見張り、都の繁栄が感じられますよね。

>伊佐早氏がわざわざ『清覧録』に採ったぐらいですから、原本が散逸して
>しまうことは考えにくいですね。郷土史家のことですから、保管には気をつかう>と思います。

あきらめちゃいけないですよね!
もう一度、旧林泉文庫について調べます。


(3953) 米沢探訪  投稿者:三楽堂  投稿日:12月01日(土)23時05分56秒

おかえりなさいませ、如雪さん。さぞや楽しい旅行だったことでしょう。
米沢―新潟間は「べにばな」号で移動されたのでしょうか?

>米沢の図書館も休みで結局米沢では上杉神社と林泉寺と上杉家廟所を見た
>だけで時間を持て余してしまいました。

米沢によることを事前に知らせてくれたら、いろいろスポットを紹介してあげまし
たのに。1週間近く滞在していたから、ばっちりですよ。

宮坂考古館は行かれましたか?景勝、兼続、慶次らの甲冑が展示されていますし、
あとは自転車借りて、堂森の前田慶次供養塔をたずねるとか。
ソバ屋めぐりとかもいい・・・

実は年内にもう1回、米沢訪問しようか、と画策中。


(3952) 国宝探訪  投稿者:三楽堂  投稿日:12月01日(土)22時59分06秒

30分の「国宝探訪」が初めて短く感じられました。
ほんとに「洛中洛外図」を見ていると飽きませんね。秋に米沢で見てき
ましたが、「ほんとに400年前のものか」と思うほどキラキラ輝いて
いるんですよ。むしろ、レプリカのほうがくすんでみえるくらい。

米沢市立上杉博物館には大判の図録も販売されています。
手頃なものでは、河出書房新社『図説・上杉本洛中洛外図屏風を見る』
が部分拡大も充実していていい資料だと思います。
松永久秀邸とかを見つけたり、2485もの人物(数えたのかよ)を丹
念に眺めて入りと、拡大鏡片手に室町の京都に遊ぶのもよいのではない
でしょうか。

洛中洛外図の番組に吉村作治が出たのはちょっと違和感がありましたけど・・・


(3951) 慶次の書状  投稿者:三楽堂  投稿日:12月01日(土)22時58分11秒

うーん、伊佐早氏がわざわざ『清覧録』に採ったぐらいですから、原本が散逸して
しまうことは考えにくいですね。郷土史家のことですから、保管には気をつかうと
思います。
あの書状は慶長5年から10年ぐらいまでの間のものでしょうから、微妙な時期で
すよね。『新潟県史』には伊佐早氏収集文書も収録されていますが、慶長五年まで
のもののみです。中世編ではなく近世編の扱いなのかもしれません。


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