台徳院御霊廟

台徳院御霊廟
◇ 戦災前の台徳院御霊廟 ◇

惣門(港区芝)

惣門 八脚門、屋根入母屋唐破風、銅板葺き、金剛力士像を安置しています。徳川宗家 18代徳川恒孝氏の所有です。重要文化財としての修復の報告書が出ています。−
勅額門(狭山不動寺) 勅額門 四脚門、屋根切妻、銅板葺き、装飾は華麗を極めています。
御成門(狭山不動寺) 御成門 飛天の彫刻や絵画が多く描かれていて、天人門といわれている。 格天井の中央に丸い鏡天井がある。−−−−−−−−−−−−−
丁子門(狭山不動寺) 丁子門 東京芝増上寺より移築された。二代将軍秀忠夫人、崇源院霊牌所の 通用門。建築の細部、手法、色彩等に江戸初期の自由な扱いをして いるのが特徴です。崇源院は豊臣秀吉の側室淀君の妹にあたる。−
唐灯籠(狭山不動寺) 唐灯籠 芝増上寺に有ったもの、全国の大名から寄進されています。
水盤舎(増上寺)
手水屋 清揚院殿廟所に有ったもの。清揚院殿とは甲府宰相綱重公のことで、 家宣公の父、家光公の三男です。 延宝6年(1878)逝去。−−− 狭山不動寺本堂の回りの石灯籠は清揚院殿の物が多い。−−−−−−


 二代将軍秀忠公の霊廟は寛永9年に芝増上寺に建立され、江戸時代建築の最高峰を示すものであったが、戦災により惣門、勅額門、丁子門、御成門を残しては焼失しました。惣門以外は西武球場前の狭山不動寺に移築しました。また、台徳院廟の隣には、夫人の霊屋が有りました。
 現在、惣門前は、ザ・プリンスパークタワー東京東エントランスです。

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