前々から「〜環線」という路線は、ループしているのでは? と思っていたのですが、とうとう物証を見つけました。 まさに「折り返し地点」です。(松原健治さんのコメントより)
多回線の送電線では、その出発点と終点ではどうなっているのでしょうか?
僕は単純に、同じ経路の送電線では、最初から最後まで分離したまま通していると思っていました。しかし、どうやらそうでない場合があるようです。
それがこの写真。
塔頂から3段目にある腕金2回線分にご注目下さい。
この鉄塔を軸にして、送電線3本がぐるりと反転しています。
送電線がUターンしているのは分かります。
実は、腕金自体もUターンしています。
3方向に伸びた腕金それぞれを、先端部分で細い鋼材がお互いにつないでいます。(腕金と腕金の中間部分にも、鉄塔から補強用に鋼材が張り出ているのです)
つまり、Uターンしているのは送電線だけではなく、腕金もつながってUターンしているのでした。
それはそれとして。
送電線がここで折り返されているということは、どういう意味があるのでしょうか。
はたして、出発点はどうなっているのでしょうか。
謎は深まります。20020113
松原健治さん、ありがとうございました。