哀愁漂う鉄塔(投稿作品)

(哀愁漂う鉄塔 飯能連絡線)
いといさんからいただきました。
貴兄のホームページをはじめ、皆様の鉄塔関係のHPを見させていただき、
まだ子供の頃、近所の高圧線鉄塔(当時の黒部幹線の800番台の鉄塔
でした。後日確認したところ、現在の「桜ヶ丘線」No.75であると
判明、しかし建て替わっていました)に興味を持っていろいろ探検した
頃を懐かしく思い出し、秋の一日「想い出の鉄塔巡り」に行って来ました。
(いといさんのコメントより)
ということで、いといさんから鉄塔の画像をたくさんいただきました。何回かに分けてご紹介します。
最初に登場するのは『飯能連絡線』です。
荒畑さんのページの冒頭にも登場する、この世界では(笑)有名な鉄塔ですね。僕も一度現物を見てみたいのですが、なかなかその機会に恵まれません。
ご覧の通り、1回線だけを受け持つ小さな鉄塔です。でも、段違いに配された短めの腕金と、申し訳程度(といったら語弊がありますが)の碍子に吊された送電線が哀愁を漂わせます。

(巨大鉄塔から分岐する飯能連絡線)
10月7日の土曜日、とてもいい天気で、まさに「鉄塔日和」。
とりあえず、現在の近所で前から気になっていた「飯能連絡線」へ
向かいました。15mほどの愛らしい1回線鉄塔が野を越え山越え続く
短距離の送電線ですが、何ともいい雰囲気で大変好きな鉄塔です。
残念ながら、今年から建て替えに入っており飯能市内はすでに2回線の
立派な鉄塔に変わってしまいましたが、入間市側ではまだその姿を
見ることができます。(電気は通ってはいませんが)
(いといさんのコメントより)
飯能連絡線は、この鉄塔から始まっているそうです(『飯能連絡線−8』)
前出の荒畑さんのページによると、送電線を受け渡ししている巨大な鉄塔は『青梅線−85』とのこと。背の高さはもとより、鋼材の広がり方も格段の差があります。「大人と子供」というより「大人と赤ん坊」みたい(笑)

(哀愁がいい味を出している)
大きかったり、異形だったりと、思わず見入ってしまう鉄塔が多い中でも、これを見ればきっと納得すると思います。そんなことだけが鉄塔の魅力なのではない、と。
もちろん、この鉄塔にも異形という要素は含まれていますが、「醸し出す雰囲気」については五指に入ると断言できますね。
20001202
いといさん、ありがとうございました。
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