工事現場から、康平さんの情報です。
>>先日、私の所属する工区のJVで現場パトロールに行ったときの様子を
>>紹介します。
>>かなりの急傾斜地で基礎屋さんも苦労していました。
ということで、なんと現在鉄塔工事中の現場から中継が入りました(!)。
(各画像をクリックすると、より大きな画像をご覧いただけます)
>> 写真では分かりにくいかもしれませんが、かなりの急傾斜地で、
>>ジブクレーンを2台設置しています.
>>左は鉄塔の基礎掘削中で、急傾斜地のため、大きな重機が使用で
>>きないため小さな重機2台で掘削しています。
この工事は、「50万V送電線の基礎工事」だそうです。
見ての通り山間部の斜面に鉄塔を建てるための工事です。場所が場所だけに、僕が今まで何度か見てきたような「平地の工事」で使われていた大きな重機がありません。驚くほど小さな重機だけです。(よく、小さな工事現場で見るようなやつ)
>> これは上の写真とは別の基礎穴ですが、鉄塔の脚材(パイプ)を
>>据え付け、鉄筋を組み立てた状態です。
>>すでに掘削穴底部にベース生コンを打設しており、こらから柱体の
>>型枠(人が2人乗っている板状の物)を取り付ける準備をしている
>>ところです。
ご覧のように、基礎穴から鉄塔の一部分だけが「ちょこっと」見えている状態です。
まだまだ鉄塔と大きな声では言えない(笑)感じですね。だけど、実はここの部分が一番重要なんでしょう。最初の一歩が少しでもずれていたりしたら・・・。もはや、やり直すのに大きな労力と時間がかかってしまいます。
何事も、初めが肝心。
生コンの打設にしても、最終的には大部分が地中に埋もれてしまう部分でしょうけど、その後何十年も鉄塔を支えるための、まさに縁の下の力持ち状態、というわけです。
なにしろ、標高が高い場所にあるため、天気の影響を受けやすいとのこと。
場所が場所だけに、陸路を使った物資輸送も難しく、ヘリコプターによるのでしょう。それにしても、台風やガスなどが発生すると飛べませんから大変そうです。泣く子と天気には勝てません、といったところでしょうか。