のどかな風景の中で・2

(送電線と碍子をつなぐ)
鉄塔を建てたら、碍子を吊って、送電線をつながなければなりません。
以前ご紹介した「産声を上げるまで」では、作業員が腕金を取り付ける場面をご覧いただいています。この作業は、それにも増して危険な作業です。
千葉県柏市にて

(空を背負って)
碍子の先には、線が何本もつながっています。もちろんすべてが送電線なわけではありません。その一本一本を確かめるようにして、この作業員はゆっくりと動き回っていました。
この日は、晴れたり曇ったりの天気でした。風も少々ありました。
僕が見ているぶんには、作業員が空を背負いながら気持ち良さそうに、という感じでしたが実際はどうなんでしょうね。

(二人で作業)
こういう高所での作業は、そのコミュニケーションが重要になってきます。
この二人の作業員の間でももちろん、地上の監督者とも、その都度コミュニケーションを図らなければなりません。見たところ、やはり無線が使われているようです。それ以外にも「メガホン」が使われていました。
地上には(電源装置の?)コンプレッサーが置いてあって、結構騒々しかったです。両方とも必需品なのですね。

(送電線の先っぽ)
今回、この場所に来て、一番の収穫はこれかもしれません。
「ケーブルに引かれていく、送電線の先っぽ」
(左側がケーブル、右側が送電線)
です。
ちょうど送電線の延長作業を行っていて、この部分がゆっくりと空の中を移動していきました。